自分を大切にしていますか?PART.15~【あるがままに】

子宮全摘出から2年
それはまるで子宮との旅のような日々……

子宮筋腫を患って2年、その後子宮全摘出手術をして2年、ようやく私は冷静に過去を振り返りながら体験したことをエッセイに綴っています。
今の私の身体はいたって健康!健康診断でも先生からのお墨付きを頂きました。子宮筋腫を患っていた時に発症した喘息も、息をひそめています。ジョギングもしますし、毎日呼吸法も瞑想も行っています。本来の私に戻った感じです。本来の私よりもパワフルになりました。

毎回原稿を書きながらその当時のことを思い出し、当時の気持ちを味わい、その中でありのままに生きる為の大切な事、見逃したものに気づき、もう一度スピリチュアルな子宮と心を癒す旅に出ているようでした。旅のお供に映画を連れて。

ドリーン・バーチューのエンジェル・セラピー・プラクティショナー®(ATP®)コースを受けるまで私は映画会社に勤めていました。映画・舞台・コンサート・美術館めぐりなど、芸術に触れることは私にとって日常的であり、仕事とプライベートのバランスをうまく取ってくれるパートナーのようでした。いつも私のとなりには芸術がいてくれたような気がします。どんなに忙しくても、芸術たちが私の身体と心を癒し、エネルギーを活性化してくれたのです。

それがATP®になって実家の浜松に戻って本格的に活動を始め、プライベートを犠牲にし、自分の楽しみ、生きる源の芸術に触れる時間が殆ど無くなってしまったことが、私に大きなストレスを与えました。それが子宮筋腫を患った大きな原因だと私は感じています。
芸術と離れ離れになったことは、私にとって不自然なことだったのです。でも私は手にいれた新しい環境を手放すのが嫌でした。それがとても怖かったのです。

 

あなたはあなたの顔が好き?
あるがままに生きているかどうか

鏡に映ったあなたの顔、好きですか?嫌いですか?
泣きべそかいた子どもの頃、どれくらい覚えていますか?
つくり笑いをしていませんか?
あるがままに思うままに、生きていますか?

今ある環境を手放すのが不安で自分の感情や思いを抑えている人はいませんか?
全部をいっせいに手放してとは言いません。何かひとつでも構わないです。
人の顔をうかがってばかりいた自分を止めた!
悲しい事、寂しい事、心に閉じ込めていたけれど、大きな声で言ってみる!泣いてみる!
以前から興味があってもなかなか一歩を踏み出せずにいた趣味を始めてみる。
心の中で叫んでいた事、物を、外に出してみましょう。
何かを手放した時、一歩を踏み出した時に見上げたお月さまの美しさ、優しさ、暖かさ、きっとあなたの心に届くはずです。

そんなあなたを後押ししてくれる映画『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』をオススメします。

すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん のアラサーの3人は友達同士。それぞれに不安や心配を抱えながら毎日を精一杯生きています。鍋パーティーをしたり、ピクニックに出掛けても、ふと立ち止まって私の進んできた道は正しかったの?と自分自身を見つめます。そして何気ない日常のなかで見つける「ちょこっとの幸せ」……それに気付くことがとっても大切だと、すーちゃんは悟るのです。

御法川修監督はこう言いました。
スクリーンの前ではたとえ恋人と一緒にいても、友人といても、映画を見る時はいつもひとり。映画を観ながらスクリーンを通して自分と向き合う時間なのです。
自分を大切にする事は、自分自身と向き合うことなのです。

 【コラム】 
イギリスのオックスフォードのマーケットで見つけたフェアリーのケーキ。
食べるにはちょっと勇気がいるけれど、こんな可愛いケーキを貰ったら、インナーチャイルドがワクワクしちゃって自然に笑顔がこぼれちゃうかもしれませんね!!