今、ファッション業界で最もパワーのある女性に迫るドキュメンタリー『マドモアゼルC―ファッションに愛されたミューズ―』

マドモアゼルC

キャリア・家庭・美しさ……女性の憧れを全て手に入れ、今も第一線で輝き続けるカリーヌ・ロワトフェルド

カリーヌ・ロワトフェルドは18歳でモデルとしてキャリアをスタートさせ、20代で「ELLE」の編集者・スタイリストに転身、高いクリエイティブ力を発揮して一躍注目される。2001年~2011年にはフランス版「ヴォーグ・VOGUE」の編集長という“王冠”を手に入れ、 “ポルノシック”をはじめとする、斬新なスタイルで誌面を手掛け、ファッション界に旋風を巻き起こす。

本作では、その“王冠”を自ら下ろしたカリーヌが、59歳で立ち上げた新雑誌「CR Fashion Book」をいかにして成功へと導いたのか―─。その知られざる挑戦と創造の日々を追う。
またドキュメンタリー映画ならではの見所は、普段見ることのできない彼女の日常にもせまっている。
「家族とプライベートが何よりも大切」と断言するカリーヌは、一人の女性、そして一人の母親としてチャーミングな顔をのぞかせている。

「人生のターニングポイント」を逃さず、精力的に生き、常にピンヒールで女性らしさも忘れないカリーヌ。そんな彼女の中には大成功を収めた<仕事のしあわせ>と<人生のしあわせ>が、見事に共存している。

一度の人生を素晴らしい宝物に変えるヒントを手にできる!

本作を通じて、非常にパワフルなファッション業界、そしてショーを中心とした華やかな世界で、地に足をつけ、生き抜くということに対するある種の強さについて、観客は考えさせられてるのだ。
アメリカ版『ヴォーグ』の編集長、アナ・ウィンターと対極の存在として扱われることが多いカリーヌ・ロワトフェルドは、おそらくウィンターよりゴージャスかつフェミニンで親しみやすい。

トム・フォード、ドナテラ・ヴェルサーチ、カール・ラガーフェルドらトップデザイナーの素顔を通してファッション界の裏側を覗き、カニエ・ウェスト、アリシア・キーズ、坂本龍一、ビヨンセ、サラ・ジェシカ・パーカーら華やかなセレブとの華麗な交友関係にため息をつきながら、夢の自分になって、たった一度の人生を素晴らしい宝物に変えるヒントを手にできる──それが『マドモアゼルC』!

マドモアゼルC
~ファッションに愛されたミューズ~
5月9日TOHOシネマズシャンテほか全国公開
配給・宣伝:ファントム・フィルム
(C)2013 BLACK DYNAMITE FILMS, TARKOVSPOP
http://mademoiselle-movie.com/

監督:ファビアン・コンスタン
出演:カリーヌ・ロワトフェルド、スティーヴン・ガン、カール・ラガーフェルド、トム・フォード、リカルド・ティッシ、ドナテラ・ヴェルサーチ、ダイアン・フォン・ファステンバーグ、アレキサンダー・ワン、ジャン=ポール・ゴルチエ、ジョルジオ・アルマーニ、アルベール・エルバス、ブルース・ウェーバーほか。(2013/フランス/93分/カラー)