菌に任せる、委ねる、何もしないで健康、清潔を保つ

菌に任せる、委ねる、何もしないで健康、清潔を保つ

人間は常在菌が健康に保ってくれている

最近は「湯シャン」と言われる洗髪方法が流行っているようです。方法はシャンプーなど使わず、お湯だけで行う洗髪です。
僕も実践していますが、非常に効果を感じています。といっても、仕事をする前にはしっかり手洗いはしてますので、ご安心ください。

シャンプーを使わないと匂いやベタつきが取れないんじゃないか、と思われますが、最初の数日こそ若干違和感を感じますが、繰り返ししていると実際は逆になってきます。もちろん、食べ物や環境、体調にもよりますから、必要な時には洗浄剤を使うのは良いと思いますが、基本的にはお湯だけで十分汚れは落ちます。

人間の常在菌が人間の皮膚を健康に保つ働きを、僕らの意識とは関係ないところでやってしまうんです。人間の衛生意識というのは、汚れているから清潔にしなければ、洗わなければ、という意識で洗髪します。しかし人間が意識せずとも、菌はただその皮膚の上で生きているだけで、結果として人間の皮膚の健康を保つ働きをします。

シャンプー等に含まれる、界面活性剤は汚れも落としますが、良い菌悪い菌も殺します。一瞬はさっぱりして、無菌状態に近く一見清潔に見えますが、その無菌状態を解消すべく菌が一斉に繁殖したり、バランスが崩れた事により単一の菌だけが大繁殖したり、乾燥を防ぐために防御のため皮膚は皮脂をより多く分泌したりします。

結果、髪や頭髪がベタついたり、乾燥したり、トラブルが起こったりしますので、また菌を一掃するために洗髪しなければならくなり、さらに乾燥を防ぐためにリンスなどの物質を余計に使ったりする事になります。
ほっとけば、菌や人間の代謝に任せておけば問題ないのに、人間の意識で過度に洗髪するから半永久的毎日にゴシゴシやって、リンスやクリームなど人工的な脂を余計に使わないといけなくなります。

自分の意識を強調せずに、流れるまま……

本当に健全な、菌にとって自然な環境がそこに整っていれば、人間は意識的に無理に健康に、清潔になろうとしなくても、共存している存在が勝手に健康や清潔を保ってくれたりします。こうなってくると、最終的には健康のために余計な「モノ」に頼らずとも健康が保たれるんではないでしょうか。しかし、現代は様々な公害や、化学物質で汚れていますから、やはりそのためにはちょっと「モノ」に頼る必要もあるかと思いますが、その場合は、質の高い「モノ」を使うべきですね。

質の悪い「モノ」では、健康になるどころか、体のバランスをマイナスに導く可能性もあります。基本的に人間というのは、自分の意識を強調せずに、流れるままただ任せていれば、本来は不健康にはならないはずなんです。でも、どうしても意識が出てそれが出来ないのが人間なんですよね。欲が出て、より綺麗に、より清潔に、という意識が芽生えます。

実際この「湯シャン」も慣れないと、変な感じがしますし、最初のウチは洗浄剤に慣れた頭皮環境になってるので、皮脂が出すぎたりしたりします。この「湯シャン」を成功させるコツは、体の常在菌や代謝、体を信用して、それに任せ、委ねる事が最重要になります。これは美味しい漬物を漬ける事にも言えますし、実はあらゆる事に使えます。この様に、何もしないで健康が保たれるなら、まず経済的で手間いらず。そして、本当に必要な時にこそ、良質の「モノ」を使う。

人間というのは、自然と同じで、勝手に健康になろうとするし、健全になるように、そういう方向が常に細胞、微生物の世界で働いているので、そこの流れを繊細に感じ、そして任せ、委ねるのが(そこが難しいですが)一番楽でいて健全な健康法になるかと思います。