スピリチュアル・ライター&ヒーラー並木由紀の最新スピリチュアル・レポート~ソーシャルゲームへの依存から抜け出すための一歩 PART.2

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ソーシャルゲームへの依存から抜け出すための一歩 PART.1

無料で遊べるゲームになぜ課金をしてしまうのか?

もちろん、「課金を必要とされる“場面”もある」だけであり、無料でずっと遊び続けることは可能です。
しかし、課金をしてしまう人もいて、中には何十万、何百万円とつぎ込んでしまう人がいるのはなぜなのでしょうか。
これもまた、コンシューマーゲームとソーシャルゲームの集金システムとゲーム性の違いにあります。

コンシューマーゲームの場合、お金を払うのは、基本、ハードとソフトを購入するときだけです。ゲームの中で強くなるためには、時間をかけてレアアイテムを拾ったり、時間をかけて貯めたゲーム内通貨でアイテムを買ったり、自分のテクニックを磨いたりといった手間が必要になりますが、基本的に現実の通貨は必要ないのが普通でした。回復アイテムを購入するのも、もちろんゲーム内通貨で現実の通貨は使いません。

ところが、ソーシャルゲームの場合、回復アイテムを現実の通貨で購入することができます。ゲームの中で強くなれる装備やカードを現実の通貨で購入することができます。そして、強くなるためにはガチャを回すというシステムを採用しているゲームが多いようです。

以前、消費者庁からの注意で問題になったコンプガチャが廃止になった後も、ボックスガチャ、パッケージガチャと名前を変えて、射幸心を煽るさまざまなガチャが今も用意されています。

当然、回さなければいいだけの話なのですが、ソーシャルゲームには、ガチャでたくさん課金することで、テクニック関係なく「無双(俺TUEEEEEE “俺って強い!”のオンラインゲーム用語)することができる」という魅力があるのです。
これが、コンシューマーゲームとの大きな違いです。

「ソーシャルゲームをやるユーザーは、コンシューマーゲームは1本も持ってない。初心者ユーザーしかやらない」と言われています。
参考:ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC2011」における講演「ネットワークゲーム時代に求められる、ゲームプランナーの基礎知識」より http://gigazine.net/news/20110920_dropwave_game_planner_cedec2011/

コンシューマーゲームでプレイすることを楽しむ層にとっては、自分で少しずつプレイしていくうちに勇者が強くなっていくのが当たり前で、そこにお金を払うというのは考えられない部分です。しかし、無料でたまたま暇つぶしのために始めたプレイヤーにとっては、お金をかければ強くなれるなら、と課金してしまうわけです。

~つづく~

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ソーシャルゲームへの依存から抜け出すための一歩