TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第28回 PART.3

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「旅行で癒され創造へ」。
皆さんが癒されるのはどんな旅ですか?

熱中人の旅

赤不動は、高野山にあると聞いて、年に一回のご開帳の日に高野山へ見に行く予定です。このわざわざの旅が、人生で素敵な演出効果になり、その内容に応じた光を自分のなかから引き出すことができるのです。

旅による癒しについて、その場所からもらうパワーについての話が多いと思いますので、私は逆に自分の宇宙から引き出すという視点でとらえてみることにしたのです。

熱中人の旅は、自分の光を引き出して、そこから創造の世界に繋がっていくのです。

熱中人の旅は、自分の光を引き出して、そこから創造の世界につながっていくのです。

大好きなピアニスト、フジ子・ヘミングさんが東京でコンサートをするという情報を得て、さっそくそのために上京しました。彼女の演奏は深く魂にまで響いてきます。2000席余りの大きなホールでしたが、二階席の真ん中でとてもよく見えました。

演奏だけではなく、彼女のファッションが独特で、思わずプログラムにスケッチしたほどです。風邪を引いて鼻水が出てつらそうでしたが、お得意のリストの曲になるとリストになりきったパワフルでダイナミックな演奏に圧倒されました。スケッチの手も止まり、聞き入って深く癒され、天空に飛ぶような感覚になりました。

沖縄に戻ってから、フジ子さんのリストの「愛の夢」を聴きながら、新しいオブジェのような油絵が完成しました。ずっとインディアンの女性とホワイトバッファーローの下絵のままいつ出来上がるのかしらと待っていた絵でした。フジ子さんの演奏を聴いてから出来上がる予定になっていたのです。

その油絵はさっそく沖縄での大講演会のときに、はばたけ美術協会のメンバーの絵と共に会場に展示されました。フジ子さんの演奏のリストの「愛の夢」を流しながら、音楽と絵のコラボレーションを楽しんでもらいました。

熱中人の旅は、素敵なクリエーションへと続きます。

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。