ライフスタイルデザイナー高橋克彰の“ウェルネスのセンスを磨く” PART.24~チョコレートは健康に良いか?

ライフスタイルデザイナー高橋克彰の“ウェルネスのセンスを磨く” PART.24~チョコレートは健康に良いか?

チョコレートが大好きだったぼく

2月に入ってもうすぐバレンタインデーですね〜☆
男性が1年のうちでもっともソワソワする1日。バレンタインデーと言ったら「チョコレート」!実はぼくは大のチョコレート好きなのです!
8年ほど前にまだ自衛官だったときのことです。朝礼で何百人といる自衛官の前で5分間の講話をしなくてはいけなくて、通常は「自衛官の資質・心構え」だったり「日本をとりまく防衛問題」など、そういうお話をするのですが、ぼくは何を考えたか真剣にチョコレートのお話をしました。この当時から士官でありながらどうやらアホだったようで・・・。同期の友人はいまだにこの時の話を覚えてくれていました(笑)。まあそのくらいチョコレートが好きだったのですよ。

その当時はまだチョコレートが「太る」「虫歯になる」「身体に悪い」という、健康にはほど遠いイメージが一般的には定着していました。でもぼくはチョコレートの主成分であるカカオのことをちょこっと勉強していて、カカオは健康にいいんだよ!とお話をしたんですね。この時の講話の内容を元に、今回はチョコレートと健康の関係についてお話したいと思います。

チョコレートは健康か?不健康か?

■ チョコレートはニキビができる!
■ チョコレートは太る!
■ チョコレートは虫歯になる!
■ チョコレートは鼻血が出る!

昔からこういうお話を耳にしていませんでしたか?
これらは半分正解で、半分間違っています。
どういうことか説明しましょう。
ぼくらが日頃食べているお菓子のチョコレート。原料となるものはみなさんご存知ですが、「カカオ」ですね。

このカカオは非常に栄養価に富んでいて、ビタミンEや各種ミネラル、食物繊維、そしてカカオポリフェノールというフィトケミカルが豊富に含まれる大変価値の高い食材。それゆえ過去にヨーロッパで薬として使われていた歴史があります。このカカオがこれまでの調査において、ニキビ、太る、虫歯、鼻血の原因になるという結果は出ておらず、むしろ虫歯の予防効果があるくらいです。鼻血については、根拠は全くありません。
(細かい効能などについては、日本チョコレート・ココア協会

でもチョコレートを食べると実際体重は増えるし、ニキビはできやすくなりますし、虫歯にもなりやすくなります。どういうことかと言いますと、原因の多くはカカオではなく、チョコレートに多く含まれる砂糖や乳成分に問題があります。

今いろんなショップで70%カカオなど、カカオの成分が高濃度に入っているチョコレートを多く見かけます。99%なんてものもありますが、99%(つまりほぼカカオ)を食べたことある方は分かると思いますが、酸味と苦みが強くて、正直おいしいと感じる食べ物ではありません。そのためチョコレートは普通食べるときは、砂糖の甘さとミルクのまろやかさでカカオの酸味や苦みを抑える必要があります。

ただそこが問題で、多くのチョコレートはカカオより砂糖や乳成分の含有量の方が多いわけです。砂糖や乳成分の摂りすぎがニキビ、太る、虫歯の原因になるのは、美と健康に意識の高い人であれば誰でもわかりますよね。

健康のためにチョコレートは摂るべきか?

摂るならカカオが多く入っているチョコレートをオススメします。60%〜70%くらいが食べやすく、カカオの味わいを感じられると思います。
ただ、チョコレートを美容と身体の健康のために摂るべきかどうかと聞かれると、たとえ70%以上カカオのチョコレートでもぼくは積極的に摂る必要はないと思います。優秀な栄養価とはいえ、カカオ自体に脂質が多いですし、チョコレートはやはり高カロリー食品。消化器官への負担もあります。「健康のために食べる」のではなく、「嗜好品」「お菓子」という認識でいるのが正しいと思います。
しかし、トータルウェルネスの観点で見ると、チョコレートはとてもいいとぼくは考えています。

チョコレートを口に入れたときの幸福感と高揚感、独特のアロマと味わいはセクシーな女性の魅惑と妖艶ささえ感じられる。そして他のお菓子とは一線を画した華やかさを持っています。それゆえ、チョコレートはそれだけでテーブルの主役になることができ、テーブルの上を飛び交う会話に華を添えてくれます。精神的・社会的健康にベネフィットをもたらしてくれる点において、チョコレートは他のお菓子にはない特別なパワーを有しているのです。

チョコレートを食べると恋愛ドキドキ!?

バレンタインデーにチョコレートを贈る根拠となる情報が!
カカオにはフェニルエチルアミンという物質を含んでいます。これは恋をしたときに脳内に分泌される神経伝達物質。つまり大好きな人にチョコレートを渡して、その場で自分を前にして食べてもらうと、その大好きな人がドキドキ恋愛気分に〜♡
が、しかしそれにはかなり大量のチョコレートが必要で、数年前のテレビ番組では何キロか何千キロというチョコを食べないと好きにはならないとか言っていました……。
このあたりはまあ口説くときのネタ程度に。
ついでにいうと、このフェニルエチルアミンはチーズやワインなど、微生物発酵したものに含まれています。意中の人を落とそうと思ったら、チョコレート、チーズ、ワインのトリプルアタックで攻めてみては?

ちなみに……

バレンタインデーにチョコレートを贈るという習慣は製菓メーカーの戦略によってつくりだされたということは誰もがご存知ですが、結婚の際にダイヤモンドを贈るという風習も実は同じなんです。これ意外と知らない人が多いんですよね。
南アフリカのデビアス社というダイヤモンド宝飾の大手メーカーが「ダイヤモンドは永遠の輝き」「婚約指輪は給料3ヶ月分」というキャッチコピーで市場にイメージを定着させていったんですね。
デビアスくん、なんてことをしてくれたんだ……。