TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第26回 PART.1

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「運命について」。
皆さんは「運命」と「宿命」の違い、ご存知ですか?

運命は変えられるの?

誰もが知りたいタイトルですね?
インドのサイババという方は、「運命は変えられる」と人々に説いています。いろんな本を読んでも「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」と書かれています。一方、変えられないという「宿命」の方は、「いのちが宿る」と書きます。どう違うのでしょうか?

運命は、どうもこれからどのように行動するかで、未来が変わってくるような能動的な面を表現しているようです。

宿命は、すでに、過去に何をしたかによって、今が決まっているような受動的な面を表現しているようです。

クリニックで、いろんな方の人生を、魂の歴史を垣間見る役をさせていただいて感じることは、魂が自分で決めて、宿題のように人生のシナリオにしっかり書いてきたメインテーマは、「宿命」として、守護天使も手伝って、予定通りに起きるようです。
でも、それからをどのように捉えて、どんな愛の表現をするかは、その人の思い、愛の深さで変わってきます。変更も可能な部分が「運命」のような気がします。

そこに、私たちの選択の自由があるのだと思います。

全部が決まっていたら、つまらないからです。
私の場合で解説すると、副腎の病気になることは「宿命」として決まっていたけれど、自分の選択でいろんな方に出会い、いろんな治療法に出会って、それをやってみたことで、本当に主治医が治らないと断言したにも関わらず、治ってしまったという「運命」があります。
その病気になるのは「宿命」だったけれど、いろいろ努力してなおってしまったという「運命のダダダーン」にブラボーです。

病気のせいで、医師を目指して医師になったのは「宿命」かもしれませんが、ユニークな精神科医になったのは、自分のいろんな選択の結果で、これは「運命」かもしれません。

つまり、人生のしくみのいろんな面として、過去からの流れが「宿命」で、現在と未来への流れが「運命」と言えるかもしれません。
クリニックには、自分の「宿命」を自力で95%やり遂げて、あとの5%を一緒に解説しながら解放して、バンザイ三唱を海に向かってしています。
この流れを選んで来たのも素敵な「運命」だと思います
それを応援できる一役をやらせてもらえて、本当に光栄です。

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。