一人の人間の非業の死が、いかに悲しく、周囲の人を傷つけるか~『フルートベール駅で』

一人の青年の非業な死
その青年の最後の日を追う

2013年サンダンス映画祭にて「作品賞」と「観客賞」のW受賞という快挙を成し遂げ、カンヌ国際映画祭でも“ある視点部門フューチャーアワード”受賞と、新人監督ながらも全世界から注目を集める作品『フルートベール駅で』。

わずか7館の公開スタートから異例のヒットにより1063館へと拡大公開され、名もなき青年の死に全米の人たちが泣いたことが社会現象となった事件を元に描くこの衝撃作は、弱冠27歳の新人監督ながら現在数々の賞レースを席巻中。アメリカの著名映画評論サイト「rottentomatoes」でも「94%」の好評価をマークしています。

 

わずか7館のスタートから異例のヒットで1063館に!
全米の社会現象となった話題作!

オスカー・グラント 享年22歳。
2009年元旦に3才の娘を残し、
無抵抗なまま警官により射殺される―

2009年元旦。
新しい年を迎え歓喜に沸く人々でごった返すサンフランシスコ「フルートべール」駅のホームで、22歳の黒人青年が、警官に銃で撃たれ死亡した。丸腰の彼は、3才の娘を残しなぜこのような悲惨な死を迎えることになったのか。本作は彼が事件に巻き込まれる前の“人生最後の日”を描いている。

決してニュースを見ているだけではわからない、一人の人間の非業の死が、いかに悲しく、周囲の人を傷つけるか、そして、ただ一人の人間の命が、いかに重く尊いものなのかを描き出し、観る者の心に訴えかける。

 

新進気鋭の映画監督
ライアン・クーグラー

ライアン・クーグラー (Ryan Coogler)

1986年5月23日カルフォルニア州生まれ。
南カルフォルニア大学で映画&テレビ製作の修士号を取得。2011年に、娘の安全のために闘う若い娼婦を追った短編の学生映画「FIG」(未)が、ディレクターズ・ギルド・オブ・アメリカの学生映像作家賞(Student Filmmaker Award)と2011年度アメリカン・ブラック映画祭のHBO短編映像作家賞(HBO Short Filmmaker Award)を受賞、作品はHBOで放映された。
2012年『フルートベール駅で』の脚本がサンダンス・インスティテュート・スクリーンライターズ・ラボに選出された。現在もベイエリアに住ん
でおり、映画製作に加えて、サンフランシスコの少年鑑別所でカウンセラーを務めている。

 

『フルートベール駅で』 原題:FRUITVALE STATION
2014年3月21日(金・祝)
新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開!

出演:マイケル・B・ジョーダン (『クロニクル』)、オクタヴィア・スペンサー (『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』)
監督:ライアン・クーグラー
製作:フォレスト・ウィテカー
配給:クロックワークス
2013年/85分/PG12
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