『ルーンマスター杉原梨江子 ~北欧の聖なる文字ルーンからの伝言~』 第15回

『ルーンマスター杉原梨江子 ~北欧の聖なる文字ルーンからの伝言~』 第15回

ノルウェーのヴァイキング博物館にて。船のオールにはルーン文字が刻まれています。
(2013年7月筆者撮影)

ルーンの故郷ノルウェーから届いたレシピ

みなさま、こんにちは!
2014年スタートの一か月、どんなふうに過ごされましたか? 私はおいしいものをおなかいっぱい食べたひと月でした……なんて書くと、すごい食いしんぼうの人!?と思われるかもしれませんが、そのとおり。料理を作るのも食べるのも大好き! 1月は鍋三昧。澄んだスープがおいしい鳥鍋、魚介たっぷり海鮮鍋、ピリ辛おこげの麻婆豆腐鍋など。ね、おいしそうでしょ?

そこで、今日は、ルーン文字の故郷ノルウェーから、おいしいシチューをご紹介します。

昨年7月、ノルウェーを旅した時、レストランで偶然目にした真っ赤なシチュー。なんておいしそう!と、食べている家族のもとにとことこ歩いて、「この料理はなんていう名前ですか?」と聞きました。メニューを指さして教えていただいた料理の名前は“バカラオ”!! タラの塩漬けをメインに、ジャガイモ、タマネギなどの野菜、オリーブの実がたっぷり入ったトマトシチュー。こってりとろ~り、ガーリックがきいていて、オリーブが独特の味わいを醸し出し、日本では食べたことのない味でした。

日本に戻ってから、あの味をもう一度!と思っていたところ、昨年偶然、ノルウェー料理教室に行く機会があり、教えていただいたのです。

ルーンの話と関係ないじゃない?と思わないでくださいね。

ルーン文字の力を日常でつかっていたヴァイキング――海の男たちにとって、魚が主食。タラやニシンやマスなど、海や川から獲ってきた魚介を大きな鍋をかけて煮込むシチューは家庭的な料理だったんですよ。広間の中央にある炉では一日中、火が焚かれ、料理のための大鍋が吊るされていました。バカラオのメイン素材であるタラの塩漬けは食糧がなくなる冬の間、貴重な保存食でした。

ヴァイキングが食べたかもしれないタラのシチュー“バカラオ”のつくり方、マスターしましたので、みなさまにお伝えします。

海の幸の大鍋料理“バカラオ”のつくり方

材料(2~3人分)

塩漬けタラ 400g
ジャガイモ 4個
タマネギ 2個
大きなトマト 2つ
トマトピューレ 1/2グラス(ケチャップでもOK)
トマト缶 1
ニンニク 3かけ
種なしグリーンオリーブ 1グラス
チリペッパー 1と1/2
オリーブオイル 150cc
水 50cc

つくり方

① 材料をすべて、鍋に積み重ねながら入れます。
② 弱火で2時間ほど煮込み、ジャガイモが柔らかくなったらできあがり。

材料を入れて煮込むだけだから、とっても簡単です。食べる時はヤケドに気をつけて! あつあつのオリーブ油が表面にたまるので、よく混ぜてからいただきましょう。ルーンの国の料理を味わえば、遠い昔の魔法のパワーがじわじわとカラダに入ってくる気がしてきます。ぜひつくってみてください!

※レシピは、東京都渋谷区にあるCASE Galleryで行われた「北欧展2013」にて、ノルウェー人のイエンスサイモンさんと奥様の彩佳さんが教えてくださいました。ノルウェー産の塩漬けタラはナショナル麻布で売っているそうですが、今はネットでも買えるようです。タラの代わりに、鳥肉や牛肉で作ってもおいしいかも。挑戦してみてくださいね。

ヴァイキング博物館のあるヴィクドイ地区の港。ノルウェーの首都オスロからフェリーで約20分(2013年7月筆者撮影)

ルーンマスター、聖樹・巨樹研究家 杉原梨江子
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