SAM前世療法士が贈る「魂の記憶たち」PART.19~「私は何故、生まれてきたの?」

転生が少なく、若い魂

魂の声を聞くことに特化したカウンセリングを行っている癒しのマリアです。
適応障害と診断を受けていた10代後半の女の子。彼女が抱えていた深い心の闇。人と違う自分。覚えるのが苦手。片付けが苦手で忘れっぽい。怒られてばかりで生きて行くのが辛い。どうしたら皆のように生きていけるの?どうしたらお母さんに怒られないで済むの?自分なりに頑張ってきたけれど、どこまで頑張ればいいの?若き女の子が抱えた心の闇は、SAM前世療法で一気に解決へと向かうのでした。

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カウンセリングを申し込んで下さったのは、お母様でした。クライアントCさんは10代後半の女の子です。お母様のお話によると、昔から忘れっぽいし嘘をつく傾向にあるとのこと。嫌なことを避け、欲しいもの、好きなことに没頭する力は高いとのこと。学校生活では、先生と上手くいかずに不登校になることもあったそうです。

相手の状況を理解する力が弱く、空気が読めないタイプ。友達関係は良好であるが、一度関係がこじれると、頑なまでに心を閉ざす傾向があるようでした。妹と弟がいるけれど、「妹や弟よりもしっかりしていない感じがする」と話されていました。

初めて彼女に会った印象は、いたって普通の女の子でした。あどけなさが残る彼女の雰囲気には、何か独特の世界観を感じました。天真爛漫といった可愛らしさと、素直さが滲み出ているCさん。カウンセリングを行うも、目立って問題行動はみられませんでした。しかし抱えている奥深い孤独感や不安感。「生きて行くのが嫌になる」ポツリポツリ語られる話の端々に、彼女が直面している心の闇を感じました。ご依頼時からSAM前世療法を希望されていましたので、催眠感受性テストを行いながらCさんを魂遡行していきました。年齢が、若いこともあり催眠感受性は良好でした。催眠下にて、潜在意識を宿した指が、私の質問に指で答えてくれます。

――あなたは前世の方ですか?

ピクリと指が動きました。

――あなたは女性ですか?男性ですか?

反応なし。

――女性でも男性でも無いということですか?

ピクリと指が動きました。

――男性でも女性でもないということは、あなたは神様のような存在ですか?

反応なし

――では宇宙に関係していますか?

ピクリと指が動きました。

――宇宙のどこか星からきたのですか?

反応なし

――宇宙に漂っていた。そういうエネルギー体ですか?

ピクリと指が動きました。

過去のセッションの中で、口頭で話せたケースに「宇宙の空間に浮いていた」という症例がありましたので、参考にしながら聞いていきました。

――あなたは自分から人間に転生しましたか?

反応なし

――それでは、あなたは地球に呼ばれて転生してきましたか?

指がピクピクっと動きました。

クライアントCさんは転生が浅く、極めて若き魂であることが伺えました。地球が宇宙に向けてSOSを出していて、地球に呼ばれて転生して来たという症例が過去にも3ケース程ありました。
Cさんのセッションからも、地球に呼ばれて転生を決めた、フレッシュな魂であることが明らかになりました。

セッション後、依頼者であるお母様に、以下のことを告げました。
「転生が若く前世人格の記憶ベースが少ない為に、どう判断して良いかわからないこと」
「今生で、良きも悪しきも色々学ぶ段階である為に、「判断」まで辿り着かないこと」
「怒っても“怒られた”悲しさだけが残り、次第に心を閉ざしてしまう傾向があること」

これからは、褒めて伸ばし、体験を通じて、人間界のことを教えてあげるしかないとお伝えしました。
お母様は、「何故? この子だけ周りと違って理解力が無いのか」と本気で悩んでいたけれど、SAM前世療法により「どうして適応できないのか」がハッキリした為、「気分がスッキリして肩の荷が降りた」と話されていました。クライアントCさんには「人と比べちゃだめだよ。同じ人は居ないからね。友達を大切にしてね。」と告げると、嬉しそうにセッションルームを後にされました。

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後日、依頼者であるお母様より連絡がありました。
「私は今まで兄弟を比べ、周りと比べすぎていました。魂の構想から考えたことも無かったので、個人として尊重することの大切さを今回理解しました。忘れ物や片付けが苦手でも、“しょうがない。転生初めてで今、大切なことを学んでいるとしたら、彼女の方が一生懸命に吸収しているだろうから”と、怒る気にもならなくなりました。
友達と楽しそうに過ごしているので、このまま見守っていきたいと思います。とメッセージを頂きました。家族の支えがあってこそ未来を支える子供達が育ちます。親御さんの心労は大きなものだと思います。しかし担えるからこそ選ばれた親御さん。それこそ地球を守るエージェントですね。」