歯科医が教える美しい人の習慣57~「口もと」をキレイにすれば120%美人に見える

口元に自信はありますか?

この本の著者は、ベストセラーを生み出したDr.南雲吉則の実姉で、歯科医をされている佐藤由紀子先生。佐藤先生は、弟のDr.南雲吉則の「ナグモクリニック」で、歯科検査を担当したり、ご主人が院長を務める「ナグモ歯科」で、歯科カウンセリングを受け持っています。
本書では、そんな佐藤先生がこれまで歯科医としてさまざまな女性たちの口もとを診る中で気づいた美の秘密を、あますところなく掲載しています。本書を読み終わるとき、「すべての美の始まりは口もとにある」と言われる理由を理解できるようになることでしょう。

 

口は自分自身を表す場所

人生のすべては口から始まり、口から終わる――これは真実です。人は生まれた瞬間、口から「オギャー」と声を発して命が始まり、その後も、口を通してイキを吸ったり吐いたり、おいしいものを食べたり、会話をして笑ったり、歌ったり、愛を表現したり、キスをしたり……。そして、口から最後のひと息を吐いて、この世での命を終えます。

このように、口とは美と健康とコミュニケーションの基本となる重要な場所。あなた自身を表す場所だということに気づいてほしい、と佐藤先生は伝えます。

歯の問題は人生に影響する

日本女性で「自分の歯に自信がある」と答えた人は、たったの8%。それに対して、アメリカは70%。ここにも口もとに対する美意識の差が表れているのがわかります。

この数字からわかるように、歯にコンプレックスを持っている日本女性はかなり多いのですが、佐藤先生は、これまで多くの女性たちから美や健康の悩み相談を受ける中で、「クリニックにいらっしゃる理由が、たとえ1本の歯の治療だったとしても、本人が意識する、しないにかかわらず、心の奥底には夢や希望が隠れている」ということに気づきました。

たとえば、笑うと見える金属のかぶせものがずっと気になっていた40代の女性は、思い切って、白いセラミックスに変え、ホワイトニングで白い歯を取り戻したところ、人前に出ることが楽しくなり、よく笑い、明るい性格に変わったそうです。

それと同時に、今までずっとやりたかったクラシックバレエに挑戦したい気持ちが湧きあがってきて、今ではバレエ教室に通いながら、楽しい毎日を過ごしているそうです。

つまり、歯、そして口もとに自信を持てるようになると、内面まで若々しく、美しくなるということ。口もとを美しくすることで、自信を取り戻すことができるのです。

 

菌コントロールで、悪玉菌を減らす!

虫歯や歯周病で歯医者に通っている、という人は多いのではないでしょうか? なぜ、虫歯や歯周病になってしまうのか、というと「菌コントロール」ができていないからです。もともと私たちの口の中にはたくさんの菌が住んでいます。菌の中には、善玉菌、悪玉菌のほかに、日和見菌といって善玉菌にも悪玉菌のどちらにもなれる菌がいます。

日和見菌は、ストレスなどで体や心のエネルギーが下がると、すぐに悪玉菌に変わってしまいます。ですから、悪玉菌を増やさないように、ストレスを抱えず、生活習慣を整えることが大切です。本書では、歯科医ならではの歯のケア法が紹介されていますので、参考にしてくださいね。

 

内面からも美のケアを!

本書では、内面の美しさを保つための方法もたっぷり書かれています。たとえば、常に美しい言葉を発するためのチェック法だったり、心のモヤモヤを払う方法だったり。外見だけでなく、内面からも美のケアをすることで、口角があがりニッコリ笑顔になれたり、思いやりの言葉を口から出せるようになったりなど、美しい口もとへと変わっていくのです。

もっと口もとを意識して、キレイな口もとを作りましょう。そうすれば、外見だけでなく、あなた自身の内面も美しく輝き始めるはずです!

 

佐藤由紀子医師

ナグモ歯科赤坂クリニック副院長、日本アンチエイジング歯科学会理事、日本歯科審美学会評議員。実弟のDr.南雲吉則のナグモクリニックで、アンチエイジングドック歯科を担当。1954年、日本の美容外科の草分け南雲吉和博士の長女として生まれる。1978年、日本大学歯学部卒業。1979年、ナグモ歯科赤坂クリニックを夫と開業。独自の歯科カウンセリングについて全国で講演。テレビ朝日「BeauTV~VoCE」に出演。一男一女の母。趣味は読書と日舞。

 

■■■ブログ:佐藤由紀子のSmile Clinic
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