『ルーンマスター杉原梨江子 ~北欧の聖なる文字ルーンからの伝言~』 第14回

スウェーデンの木のおもちゃ、幸運を呼ぶ馬「ダーラヘスト」をガラスに閉じこめて。(Rieko.S製作)

すべては「ルーン」との出会いから始まったこと

みなさま、こんにちは。
1月も半ばを過ぎ、新しい一年をどんなふうに生かしていこうかと、考えています。いちばん大切にしたいのは、自分で決めて、一歩を踏み出すこと。新しい扉を開けた先はイバラの道かもしれない、そんな不安があっても、自分で決断して踏み出すならば、必ず、人生はよい方向へと進み始める――運命というべき人との出会い、仕事との出会い、導きとしか思えない出来事――。しかも、猛スピードで! これは私が今まで生きてきた実感です。誰に言われたわけでもなく、誰かがやめたほうがいいよと言ったとしても、新しい道を歩き始めると、思いもかけない素晴らしい未来が訪れてきました。

すべては「ルーン」との出会いから始まったことなのです。

1つ1つの文字に神秘の力が宿るルーン文字ですが、漠然と引いているだけでは何事も変わりません。ルーンに問いかけた自分自身が、“自分で考え、選択し、どう行動を起こしたらよいのか?”を具体的に考えられるように、ルーンが導いてくれるのです。誰かに聞いたり、答えをゆだねたりすることなく、自分の人生は自分で切り拓く、それを実現してくれることがルーンの最高の力なのです。

私が【ルーン塾】の生徒さんによく言うのは「自分で選択するレッスンにしてください」ということ。ルーンに問いかけることは、自分と対話すること。もっと細かく言うと、心の奥深くの本当の願いと対話すること。まだ秘められている自分自身の能力に囁きかけて、目を覚まさせること。そう、意識するしないに関わらず、ルーンを手にした人々からこんな声がよく聞こえてきます。

「ルーンを引くようになって、今までできないと思っていたことができるようになった」「無理と思っていた夢が実現するのに必要な人との出会いが増えてきた」「一つの出会いが次々と願いを叶えることにつながった」「自分にとっていちばんふさわしいものが手に入った」「背中を押されるように、次々と行動に起こすチャンスに恵まれるようになった」等々、もう夢を実現せざるを得ない状況が次々と起こってくるのです。

北欧神話の中で、最高神オーディンは「ルーン文字を彫りつけると、神が歩き出し、私と語り出す」と伝えています。古代北欧では、ルーン文字を紙に書いたり、木片に刻んだりして持っていると、その力を肉体の中に固定することができると考えられていました。時には、自分さえも恐ろしくなるような強いエネルギーを発揮し、他者に対しても使うことができました。

ルーンはまさに、あなたの未来を創り出す道具です。ルーンに問いかけるたびに起きる不思議な出来事や出会い。そこを始まりにやがてめぐり合うのは、新しいあなた自身。その姿こそが最も望んでいた未来の自分だとある日、気づくのです。あなたにもその奇跡を体験していただきたいと私は願っています。

口から出す言葉が現実となる「言霊」のように、文字に書くと現実になる「文字魂もじだま」がルーン文字。2014年もまた、あなたの人生に役立つ方法を伝授していきましょう。

ルーンマスター、聖樹・巨樹研究家 杉原梨江子
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