山田洋次監督が、直木賞受賞作を映画化!“小さいおうち”で起こった、ひそやかな恋愛事件とは? 『小さいおうち』

60数年を経て紐解かれる真実とは

山田洋次監督が、直木賞受賞作を映画化!
“小さいおうち”で起こった、ひそやかな恋愛事件。
封印された“秘密”が、60年の歳月を超えて、紐解かれていく――

■作品紹介
昭和11年。田舎から出てきた純真な娘・タキ(黒木華)は、東京郊外に建つ少しモダンな、赤い三角屋根の小さなお家で、女中として働きはじめた。そこには、若く美しい奥様・時子(松たか子)と旦那様・雅樹(片岡孝太郎)、そして可愛いお坊ちゃまが、穏やかに暮らしていた。しかしある日、一人の青年・板倉(吉岡秀隆)が現れ、奥様の心があやしく傾いていく。タキは、複雑な思いを胸に、その行方を見つめ続けるが――。それから60数年後の現代。晩年のタキ(倍賞千恵子)が大学ノートに綴った自叙伝には、“小さいおうち”で過ごした日々の記憶が記されていた。遺されたノートを読んだ親類の健史(妻夫木聡)は、秘められ続けてきた思いもよらない真実に辿り着く。

日本映画界を担う実力派と、次世代を担う若手俳優
豪華キャストの競演が実現!

時子を演じるのは、『告白』『夢売るふたり』など、話題作への出演が相次ぎ、『隠し剣 鬼の爪』以来の山田洋次監督作品となる、松たか子。確かな演技と華やかな存在感をあわせ持つ実力派が、本作では艶やかな顔で魅了する。平成に生きる現在のタキには、『男はつらいよ』シリーズ、『幸福の黄色いハンカチ』などで、山田監督と50年以上に及ぶタッグを組んできた名女優、倍賞千恵子。

加えて、時子の恋の相手・板倉役に、同じく『男はつらいよ』シリーズなど山田組に参加してきた吉岡秀隆や、夫・雅樹役には、歌舞伎役者としてはもちろん、映画俳優としても高い評価を得ている片岡孝太郎。昭和のタキを演じるのは、テレビや映画、舞台での注目作への出演が続き、今最も注目されている若手女優、黒木華。『東京家族』から続けての出演となる妻夫木聡を始め、山田組でしかなし得ない総勢20名以上にもなる豪華で多彩なキャストが実現した。

さらに、『東京家族』に続いて、久石譲が音楽を担当。スクリーンに豊かな情感と比類なき品格を与えている。

封印された秘密の全貌を知ったとき、静かな衝撃と深い余韻に包まれながら、傷ついてもなお人を愛することの素晴らしさに心打たれる、魂に響く物語が誕生した。

「小さいおうち」
2014年1月25日 全国ロードショー

出演:松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子
原作:中島京子「小さいおうち」(文春文庫刊)
監督:山田洋次 脚本:山田洋次・平松恵美子 音楽:久石譲
製作:「小さいおうち」製作委員会 制作・配給:松竹株式会社

©2014「小さいおうち」製作委員会

■公式サイト http://www.chiisai-ouchi.jp/