第71回ゴールデン・グローブ賞作品賞受賞〈ドラマ部門〉!! 『それでも夜は明ける』

再び家族に会うために
誘拐され奴隷として売られた男の衝撃と感動の実話

世界を挑発し続け、“恐れ知らずの映画監督”と称えられる
スティーヴ・マックィーンが、豪華キャストで突き付ける、
かつて誰も描かなかった〈人間の真実〉。
誘拐され奴隷として売られた男の
衝撃と感動の実話!

物語の主人公は、愛する妻と幼い子どもたちに囲まれ、幸せな日々を送っていた男。そんな男が、ある日突然誘拐され、家族も、財産も、名前さえも奪われ、遠く見知らぬ地へ奴隷として売られてしまう。これはすべて、アメリカで本当にあった事件。自由の権利を得ていた黒人音楽家ソロモンが、1841年から12年間、奴隷として送った人生の回想録の映画化だ。

ひとつ、警告がある。最初の衝撃に怯んではならない。それは加速する一方だから。やがて見えてくるのは、人間はどこまで残酷になれるのかという疑問と、どこまでもという答え。現代社会に蔓延するタブーと自粛を憎む監督の手によって、私たちはソロモンの底無しの絶望と、再び家族に会うために決して諦めない強靭な希望を体験するのだ。

ソロモンには、『2012』のキウェテル・イジョフォー、彼を所有する農園主の、己の弱さを残虐さに転じるエップスにマイケル・ファスベンダー、矛盾した心を抱えるフォードにベネディクト・カンバーバッチが扮し、完全に一線を超えた演技で圧倒する。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・ダノ、注目の新鋭ルピタ・ニョンゴらも全く引けを取らない。

かつてない衝撃を、ただ受け止めてほしい。その先に、一生かけても見つけられない感動があるのだから──。

 

STORY
バイオリニストのソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)は、幸せな暮らしを送っていた。愛する妻は腕の良い料理人で、幼い娘と息子も元気に育っている。1841年、アメリカ・ニューヨーク州サラトガ。ソロモンは生まれた時から自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた。
ある時、知人の紹介で、ワシントンで開催されるショーでの演奏を頼まれる。契約の2週間を終え、興行主と祝杯をあげたソロモンは、いつになく酔いつぶれてしまう。
翌朝、目が覚めると、ソロモンは小屋の中で、手と足を重い鎖につながれていた。様子を見に来た男たちに身分を告げるが、彼らは平然と「おまえは南部から逃げてきた奴隷だ」と宣告し、認めないソロモンを激しく鞭打つ。
興行主に騙されて売られたと気付いた時には、既に船の上だった。
――家族も、財産も、名前さえもを奪われたソロモンが、唯一失わなかったものとは──?

 

『それでも夜は明ける』
3月7日(金)TOHOシネマズ みゆき座他 全国順次公開

監督・製作:スティーヴ・マックィーン
出演:キウェテル・イジョフォー/マイケル・ファスベンダー/ベネディクト・カンバーバッチ/ポール・ダノ/ポール・ジアマッティ/ルピタ・ニョンゴ/サラ・ポールソン/ブラッド・ピット/アルフレ・ウッダード
配給:ギャガ
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