夜空を見上げて四季折々の美しい星空風景を楽しもう~講座「星空浴のすすめ」

春夏秋冬「星空散歩」を楽しむコツを紹介

冬は一年中で最も星空がきれいな季節と言われています。
・明るい一等星が多い
・いろんな色の星が見える
・オリオン大星雲やすばるなど、肉眼でも見える星雲や星団がある
などが、主な理由だそうです。
もちろん、暗くなる時間が早いことや、比較的空気が澄んでいることも影響しています。
そのため、冬の夜空は都会でも、ほかに季節に比べれば、ずいぶん星空が見やすい季節と言えます。

一番見つけやすい星座は、やはりオリオン座でしょうか。
それ以外にも、冬の夜空はきらめく星々でいっぱい。
「寒いからあまり外に出たくない」
「冬の夜道は暗いし寒いし、少しでも早く家に帰りたい」
そういう気持ちはよくわかります。
でも、ほんのひととき星空を見上げたら、少し心が軽くなったというようなことはありませんか。宇宙の雄大さに触れ、「星空浴」を楽しむためのコツと四季折々の星空風景を紹介する講座が4月に開講します。

講座「星空浴のすすめ」【全5回】
講師:渡部 潤一(天文学者、自然科学研究機構国立天文台副台長・教授、総合研究大学院大学教授)
日程:2014年4月9日、16日、23日、5月7日、14日(毎週水曜日)
時間:18:45~20:45 (質疑応答あり)
会場:日本経済新聞社 東京本社2階 「SPACE NIO」
定員:60名(定員に達し次第、申込締切)
受講料:27,000円(税込)

<講座内容>
晴れた夜。ふと夜空を見上げると、そこに月や星の輝きを見つけることができます。都会は街のあかりに埋もれ、星空が見えにくくなってはいますが、ちょっとした工夫でさまざまな天体を眺めることができます。普段、仕事や家事などで忙しく過ごしている方にこそ、ほんのひととき星空を見上げてもらいたい。宇宙の雄大さに触れ、そしてほんの少し癒やされてみましょう。本講座では、そんな「星空浴」を楽しむためのコツと、四季折々の星空風景を紹介していきます。

第1回)星空散歩:冬から春へ
冬のきらびやかな星座たちが西に傾き、春のぼーっとした夜空に、のんびりとした星座たちが上ってきます。おとめ座、うしかい座の一等星と北斗七星が織りなす春の大曲線を中心に、春の星座の歩き方とともに、朧月の楽しみ方を紹介します。

第2回)星空散歩:春から夏へ
春ののんびりした星座たちが西に傾くと、豪華絢爛な夏の星座が顔を出します。梅雨時の深夜、晴れたときの天の川の輝きは格別です。銀河鉄道さながらに、天の川を下りながら川沿いの観光名所を巡るとともに、七夕伝説の星たちを紹介します。

第3回)星空散歩:夏から秋へ
秋の夜空は、星が最も寂しい季節。唯一の一等星がぽつんと光る秋ですが、空の透明度が一気によくなって、微かな星たちも輝き出します。肉眼で見える最も遠い天体:アンドロメダ座大銀河や、中秋の名月のお話を紹介します。

第4回)星空散歩:秋から冬へ
寒空のもとで現れる冬の星座たち:オリオン座の一等星ベテルギウスは超新星爆発を起こして死ぬ寸前ですが、おうし座のすばる星団は生まれたばかりの星です。星の一生をたどることができる冬の星空の名所を紹介します。

第5回)星空散歩:天体ショーを見に行こう
夜空では、彗星の出現や流星群、日食や月食などのさまざまな天体ショーが起こります。こうした天体ショーは、観察時間と場所が決まっています。今後、予定されている天体ショーについて紹介します。

詳細はこちら