TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第19回 PART.4

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「ペット」。
~ペットを愛し、愛されて~
今や家族の一員、そして人生のパートナーでもあるペットたち。
彼らとの関わりのなかから得るものは計りしれません。
いつもそばで癒してくれて、無償の愛を体験させてくれる。
本当にかわいい天使たちなのです。

ペットから学べる「あるがまま」

子育ての代わりにペットと交流している人もいます。
何らかの事情で、子どもは産めないけれど、ペットを飼うことで、近い体験はできます。子どもと違って、大人になっても自立して去っていかないので、ずっとそばにいられる喜びがあります。
フワフワの優しい肌触りは、とても心が穏やかに落ち着いてくるのです。
ペットを抱いていると、それだけで癒されます。
こちらからも愛を与えるレッスンになります。
スキンシップを通じて、無償の愛を体験できるのです。

犬の場合は、散歩やトイレの世話が大変ですが、元気いっぱいの姿を見るだけで、幸せな気持ちになります。特に子どもにとっては、自分よりも弱い立場で、慕ってくる存在がいるだけで、必要とされてる喜びを味わえます。
お互いに愛し、愛されているという温かい関係を築くことができます。

猫の場合は、散歩やトイレの心配がありません。
自分の意志でやってくれます。自由に自分の気持ちを最優先にして行動している姿を見ていると、「あるがまま」の生き方を学べます。
世間や親を気にする人にとっては、猫と一緒に過ごすことで、無意識に自主性を学べるのです。いつの間にか、お手本がそばにいるのです。

何でもコントロールするタイプの親に育てられると、従わなくてはいけないと思い込みます。また、自分が大人になると親と同じようにコントロールをしたくなってしまいます。

猫と生活していると、コントロールがきかないので、自由きままな生き方を見ながら、自分もそうなっていく心地良さがあります。「コントロールする・される」というゲームから解放されるのです。
自然に自分の本当の気持ちを大事に生きていくようになります。「あるがままに生きてもいい」というモデルを身近に置くことになるのです。

淋しいインナーチャイルドにとっては、そばにいてくれるペットの存在は兄弟や親友のようにとても大切です。
私も、子ども時代から高校生まで、リズやセキセイインコに癒されて、寂しさを乗り越えることができました。ペットと交流しながら、愛が循環していたのだと思います。

ペットの存在は、思っている以上に癒しの存在だと思います。
ペットを愛し、愛され、無償の愛でつながっているのです。
ペットたち、いつも癒しをありがとう!

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。