SAM前世療法士が贈る「魂の記憶たち」PART.16~「会社の上司が許せない。怒りの真相はいかに?」

上司に対しての強い怒り

魂の声を聴くことに特化したカウンセリングを行っております癒しのマリアと申します。
「会社の運営方針に納得いかず憤りが隠せない」辞めるにも辞められない環境に、がんじがらめになったクライアント様がSAM前世療法を受けた事で、考え方も心の状態もガラリと変化した事例をご紹介します。

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クライアントJ様は、不眠の症状を抱えて癒しのマリアにお越しになられました。主訴は不眠ですが、大きく「会社」にまつわるストレスから引き起こっている心身症でありました。
「何故、ここまで気持ちが荒れるのか?」「嫌だったら辞めればいい」……そうすればいいことはJ様も重々承知です。しかし、自分ではどうにも動けず、心を痛めながら働く環境に身も心も疲れ果てていらっしゃいました。

カウンセリングでは、J様の考え方を広げ、視野を拡大させようと試みるも、強烈に「仕事への不満と怒り」にフォーカスが戻ります。このような執着した感情は根深く、前世人格の思いや訴えであることが、カウンセリングから掴めました。上司は部下を守ろうとせず、失敗や面倒なことを全て部下のせいにするとのこと。「まるで駒扱いだ」。
そうJ様は今にも噴火しそうな怒りを抱えていました。聞いただけでも、この会社に勤めること自体、心労を要することが伺えますが、J様の抱える思い(感情)には動きが無く、常に「社員を守り一丸となって取り組むべき」このことが欠けているのだ!と猛烈に主張し続けるのでした。

セッションで分かったこと

SAM前世療法を行うと、顕在化したのは南アメリカのコロンビアに生きた男性でした。年齢は34歳で小さな集落に属していました。狩猟をして生活を送る様子から、インディアン種族であるようです。子供は2人いて妻と両親と暮らしていました。父親は村長のような存在で長老であったそうです。

あるとき、白人種が村に攻め寄り一族に危機が襲いました。父は一族を守ると言いながら、白人からの要求を隠れて受け入れていたとのこと。それは目新しい文化であったそうです。この前世人格である男性は真っ向から反対で、自然と共に歩む一族の団結を父に訴えていました。しかし、願いは聞き入れられず、後に白人種に騙され一族は殺されたと告げました。「悔しくて、無念でならない」、そう訴える前世人格の悲痛な思いはクライアント涙となって頬を伝っていました。

私は、前世人格に訪ねてみました。
「あなたは、一族を守る為に心を尽くしましたが、無念にも一族は殺されてしまいました」「このときの無念さを現世の者であるこのJ様に訴えていましたか?」
すると「はい」そう回答されました。同時に滝のように涙が流れ、悔しさが私にも伝わってきました。潜在意識下で、J様が前世人格同様に苦悩を感じていることから、スピリットヒーリングにて魂を癒しました。徐々に穏やかな雰囲気が漂い、人格が癒されたことを確認できたので、セッションを終了としました。

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SAM前世療法後のJ様は、
「もしかしたら会社の上司は、前世で関わりがあった人なのかも知れません」上司は特に「受け入れたくない」感覚が強かったので、この人格が殺された相手の白人種なのかも知れません。今は気分がスッキリしています。何故にあんなに涙が流れたのかは不思議な感覚でした。この会社や上司に抱く感情の根っこが、前世人格の思いであったことには驚きました。今後、どう変わっていくのかはわかりませんが、何か良い方向へ流れていくような気がしています。そうお話しになられていました。

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1ヶ月程して、再度セッションに訪れたJ様は「まだ仕事は辞めていませんが、今までより気持ちが落ち着いていて、これからどのようにして辞めようか考えているところです」と、とても冷静でした。「前のような怒りが込み上げてくる感覚が薄れました」和やかに話されるJ様は、前回とはまるで別人のようでした。今後についてセッションを続けたいという前向きな考えや思いと共に、未来へ向けての扉が開かれた感覚をJ様自身が強く感じていらっしゃるようでした。
そしてSAM前世療法では、この人格が生きた時代の年号を、前世人格より聞く事ができていましたので、J様に伝えておりました。セッション後、自宅に戻り歴史を調べてみると、歴史上に前世で体験したと思われる「酷似した史実」が残っていたと、とても驚かれていました。

魂の表層にいる前世の人格が酷く傷ついていると、前世人格が体験した苦悩と同じような境遇に合ったり、思いを感じたりすることがあります。そして前世人格が癒されると、「抱えていた問題がスーっと解消する」ということが起こります。このことからもSAM前世療法が、今を生きる私たちにとって重要な役割を持つ療法であることが、お分かり頂けるのではないでしょうか。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございました。