今年は日本の古典芸能に親しんでみませんか?「日本舞踊鑑賞への誘い」

日本舞踊家・藤間蘭黄氏の実演つき!~日本舞踊の見どころ紹介

明日はいよいよ成人式ですね。
読者の中には、お子さんが成人式を迎える方、もしかするとお孫さんが……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

成人を祝う儀礼は古くからありました。男性の場合は「元服」、女性の場合は「裳着」などです。今のような成人式の形になったのは、終戦間もない1946年11月22日に、埼玉県北足立郡蕨町(現:蕨市)において実施された「青年祭」がルーツなのだそうです。

その後、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」目的で、1949年からは、1月15日が「成人の日」の祝日になりました。2000年からは、ご存じのとおり、「成人の日」は1月の第2月曜日になっています。

地域によっては、新成人が出席しやすいようにお盆やお正月といった帰省のタイミングに合わせて成人式を開催するところもあるようですが、大多数は今でも、この「成人の日」にお祝いの式典を開いています。

特に女性にとっては、数少ない振り袖姿を披露する場であり、おしゃれにもかなり気合いが入ります! 最近は着物の流行や着こなし方も以前とはかなり変わってきている様子。いずれにしても、艶やかな着物姿の女性が街を歩く姿は華やかでよいものです。

さて、着物と言って、伝統芸能の「日本舞踊」を思い浮かべる方は少ないかもしれませんが、2014年、今年こそ新しいことにチャレンジしたいとお考えの方は、こんなセミナーはいかがでしょうか。

日本舞踊の見どころを、第一線で活躍する日本舞踊家・藤間蘭黄氏が実演を交えてわかりやすく紹介してくださいます。

日本舞踊は“着物を着てゆっくりと踊る退屈なもの”というイメージをお持ちの方は、実際に見てみると、そのイメージが180度変わるかもしれません。日本舞踊は「バレエやダンスに勝るとも劣らない華やかな舞台芸術」なのだそうです。また、さまざまな日本の伝統文化のエッセンスが洗練された形で含まれていて、そういった点も、見どころのひとつ。

古典芸能を見る楽しみは、その時代、その世界にタイムスリップすること。今年は、日本人として知っておきたい「日本の古典芸能」を学んでみるのもよいかもしれませんね。

 

【講師】
藤間 蘭黄(ふじま らんこう)
日本舞踊家
東京生まれ。人間国宝である祖母・藤間藤子と、母・藤間蘭景の下で修業する。1968年、第20回「紫紅会」にて初舞台。1978年、4代目家元藤間勘右衞門より「藤間蘭黄」の名を許される。近年では、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東など国内外の舞踊公演やテレビ出演を精力的にこなすかたわら、大河ドラマ「利家とまつ」、「JIN‐仁‐」など、時代劇の所作指導にも手腕を発揮。国内外の舞踊コンクールの審査員も務める。文化庁芸術祭新人賞、花柳壽應賞新人賞、舞踊批評家協会新人賞、松尾芸能賞新人賞を受賞。

 

「日本舞踊鑑賞への誘い」

日時:2014年1月30日(木) 19:00~21:00
定員:80名 ※定員になり次第締切
会場:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー7F
参加費:無料

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