3オクターブ37音のおりんとコントラバスが奏でる
癒しのハーモニー
みなさんは、「1/fゆらぎ(f分の1ゆらぎ)」というものをご存じでしょうか?
モーツァルトの曲や自然音(川のせせらぎ、雨の音、小鳥のさえずり)などに多く含まれているそうで、脳波のα波を増加させ、おだやかな気分にさせてくれる癒しの効果があるそうです。
日本で暮らす私たちの生活に深く根づいている「おりん」の澄んだ音色にも、この「1/fゆらぎ」が含まれているそうです。
「おりん」といえば、仏具。いにしえの時代から続く日本人の精神性を感じさせてくれるお話ですね。
でも、それだけじゃないのです。
なんと、「おりん」の楽器もあるのです。
駅の発車音や学校のチャイムなどに採用されているところもあるようで、仏具としてだけでなく、音を楽しむ楽器として、またはくらしの道具として、日常生活を豊かにしてくれる新しい「おりん」の輪が広がりを見せています。
そんな「おりん」の展示会が東京で開催されています。
新年の干支の縁起物として干支飾りや、キャンドルやアロマとして楽しめるもの、楽器として楽しめるもの、十二支すべての音を聴ける音曼荼羅も展示されているそうです。自分の干支の音色を確かめてみるのもよいですね。
1月10日(金)、11日(土)には、久乗おりんのコンサートも開催されます。
どことなくあたたかくやさしく、何かにまもられているような感覚に包まれる「おりん」の音色に身をゆだね、しばらくの間、日常を離れてリフレッシュしてみては?
「久乗おりんの世界展」
会期:2014年1月14日(火)まで
時間:10:30~19:00
会場:monova gallery 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー内
水曜定休/入場無料
「久乗おりんコンサート」
日時:2014年1月10日(金)、11日(土)
時間:13:00~ 15:00~ 17:00~ ※各日3回、20分程度
会場:Japan creation space monova 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー内
≪演奏≫
□ ひとみ : 谷中 仁美プロフィール
11歳より電子オルガンを習い始める。各種コンクールで受賞を重ね、高校卒業後は専門学校に進んで音楽を探究。米国バークリー音楽大学夏期セミナー修了を経て、数多くのコンサートに参加。指導者育成、子どもの音楽教育、障害者の音楽指導のほか、ブライダルプレーヤー、ラウンジ奏者、イベントプロデューサーとして日々音楽活動を行っている。
2005年より久乗編鐘の演奏に携わり、国内でも数少ないプロのおりん奏者として活動の場を広げている。
□ ひでじ : 谷中 秀治プロフィール
11年間ニューヨークにてジャズ、即興音楽、フォルクローレなどさまざまなグループに参加し、精力的な音楽活動を繰り広げる。ヨーロッパでは、デレックベイリー、ウイリアムバーカー、ハンベンミック等と共演。
帰国後、「アベラッチャコ」「WAYNO」「ブルックリンライトハウス」などでツアーを重ねる。
現在、富山にて「縄文サークル」を主催する。