『心理セラピスト』が個人的に語る! 「ヒーロー」とは?

『心理セラピスト』が個人的に語る! 「ヒーロー」とは?

本当のヒーローとは?

誰もが憧れる正義の味方。
僕も子供の頃は当然、通過儀礼の如く正義の味方に憧れていました。特にウルトラマンや仮面ライダー。パーマンにも憧れました。女の子だったら、詳しくはわからないですが、魔法使い(魔女っ子?)とか、セーラームーン辺りでしょうか。
近年洋画ではスパイダーマンやアイアンマンなども大ヒットを飛ばしていますよね。僕もかなり細かくチェックしています。

というわけで、『ヒーロー論』のお話をします。ヒーローとは何か。改めて考え直す事で、もしかしたらあなたの生き方に何かヒントになるかもしれません。今回は2つの視点からヒーローを考えてみたいと思います。

1.変身
僕が好きなヒーローは殆どが変身ヒーローです。これは大人になってからは価値観も変わって来ましたが、『変身』そのものに憧れていました。大抵の場合、日常生活で主人公が変身する事はありません。巨大な敵が現れた時に、ここぞとばかりに変身するのです。これはどういうことかと言うと、『切り札』なのです。僕たちは『防衛本能』を持っていますが、自分の能力って無意識的に何処かで限界を感じていたりしますよね。今のままでは敵にやられてしまうかもしれない。そんな時に、別の何かに変身出来たら自分の限界を越える新たなる可能性が見えて来るのです。変身と言う切り札を持っていたら、心強い。もっと言うと『安心感』を得られるのです。逆に言うと、丸腰の等身大の自分では『不安』が常に何処かにあるとも言えなくもないかもしれません。

よく「今のままじゃダメだ……」という悩みを抱えている方がいらっしゃいますが、そもそも何故今のままの自分を否定したくなるのか。それは不安を解消したいからですよね。
しかし覚えておいてください。変身というのは自己否定ではないのです。完全に別の何かになってしまったら、もはやそれは自分ではありません。完全に別の何かと化した存在に依存したいと思うのであれば、それは『他力本願』に他なりません。仮に変身出来ても、自分より強い敵はたくさんいるのです。その敵をどう倒すか考えて行動するのも、負けを認めてやられてしまうのも、決めるのは自分自身なのです。

2.圧倒的パワー
これは変身ヒーローに限った事では無いのですが、ヒーローと言えば、圧倒的なパワー(もしくはアイテム、スキルなど)を持っています。これも原始的に考えると、世の中は今も昔も少なからず『弱肉強食』なので、生き抜くためには、何かしらのパワーが必要と言う無意識的な心理が影響しているのでしょう。先天的なモノ、後天的なモノは問わずです。

この圧倒的なパワー、現代でもっとも厄介なのは『権力』ではないかと思います。腕力や知力も大切なのですが、間違った正義感で権力を使うと、それこそ悪の大魔王になってしまう可能性があるので大変です。この『正義感』というものは、ものすごく複雑で時代背景や環境、現状、個人的価値観等によって大きく変わって来ます。ただし、これだけは覚えて下さい。確かに世の中にはある程度の規律は必要です。しかし『権力』を持つ者が自分の『正義感』を暴走させると、とんでもない事になります。だから歴史上から『戦争』が絶えないのです。無茶苦茶な話ですが、戦争とは国や集団が自分たちの正義を貫くために行っているのです。そのために泣く人が何人でようが知った事では無いのです。にもかかわらず本人は自分は正義を貫いていると自信満々なのです。ちなみに、そんなものは正義でも何でもないと僕は強調しておきます。

 

以上2つの例から考えて見ると、常に自分自身を成長させる事で変身は出来るかもしれないけれど、自分自身を否定しているうちは勝利は無い。自分自身が何らかのパワーを得ても力の使い方を間違えると単なる独裁者、それこそ悪の大魔王になってしまう。僕たちは、固定化された概念に縛られることなく正義の本質を追究しなければならない。

変身してスーパーパワーを身に付けただけでは、ヒーローにはなれないのです。逆に言うと、ヒーローとは、変身してスーパーパワーを持つ事ではないのです。それは手段に過ぎないのです。自分を受け入れ、自他を思い遣る。これがヒーローの原点なのです。