TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第16回 PART.2

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「SEXが女性の心と身体に与える影響」。
「セックスは大切な事」と思っていても、普段はなかなかきちんと向き合えないもの。
でもセックスに秘められたパワーはとてもパワフル!
ぜひ理想的なセックスと、スピリチュアルエクスタシーを体験してみましょう!

愛着を生み出すホルモン

「満足ホルモン」と呼ばれているホルモンに、バソプレシンとオキシトシンがあります。ともに、脳の中枢の視床下部と生殖器の卵巣や精巣から分泌されます。
セックスの時、強烈に気持ちがいいと、この二つの「満足ホルモン」がたくさん分泌されるのです。
もちろん、オーガズムの時には、女性は、オキシトシン、男性は、バソプレシンの分泌が上昇するそうです。そのおかげで、男女間の愛着も深まってくるのです。
ホルモンは、とても微妙で、心や身体、行動パターンにも影響していますね!

満足感があるセックスは、女性ホルモンの分泌が良くなり、肌に弾力が出てきて、若返ると言われています。さらに、血中のコレステロールのバランスも善玉が増えるという報告もあるのです。
脳の70%がコレステロールですから、これは、脳の活性化にもいいのです。

中国医学では、安定したセックスライフは、腎精の消耗をおさえて、肺臓や秘蔵にもいい影響を与えると言います。
自著「人生の癒し」(徳間書店)にも紹介したように、脾臓には、自己否定の感情がたまりやすいので、脾臓が活性化することで、自己否定の感情が解放されますから、自己肯定感が増して、ほどよい自信があふれてくるのです。
気の流れが良くなるので、代謝も活発になり、身体のエネルギーの滞りも流れて、健康になってきます。

頭痛が治った人、リウマチの痛みが軽減した人など、最高の鎮痛作用もあるとされています。これもホルモンが関係して、満足するセックスでは、ベータエンケファリンというホルモンが脳から分泌され、これは、モルヒネよりも鎮静作用があるとされています。

さらに、オーガズムの時に、血中アドレナリンが上昇することで筋肉の緊張がとれ、リラックスするので、免疫機能が活性化します。
スキンシップは殺菌細胞が活性化し、防衛作用が活発になるので、風邪やインフルエンザも防いでくれます。

ここまで効用を知ると、さっそく素敵なセックスをしたくなりますね!

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。