心身を優しく癒してくれるフランキンセンスの魔法~年末年始を健やかに過ごすために~

フランキンセンスはフランス語で「フランク・エンツェンツ(質の高い薫香)」という意味があり、この樹脂のおだやかで聖なる香りは乳香とも呼ばれ、古くから祭壇や寺院で大切に使われていました。ウッディでかすかにレモンを思わせるフランキンセンス香りは心を優しくほぐし、明るい気持ちにしてくれます。

聖なる香り~フランキンセンス

もうすぐクリスマス! 街中が楽しいクリスマスソングとキラキラ輝くイルミネーションで華やいでいます。色鮮やかなクリスマスツリーやリース、可愛らしいサンタクロースやトナカイの人形が飾られている所もあります。特にクリスマスにお祝いをしなくても、このような街の装飾を見ているだけで、とっても楽しい気持ちになりますよね。

今回はクリスマスにちなんで、「フランキンセンス」の香りを紹介します。

クリスマスの逸話として、イエス・キリストが誕生したときに、東方の三博士が黄金、ミルラ(没薬)、フランキンセンスを贈り物として捧げたと新約聖書に記されています。フランキンセンスは当時、黄金と同等の価値を持つほど貴重なものだったそうです。

ちなみにミルラは防腐効果が優れていたため、古代エジプトではミイラ作りに利用されてきました。現代では精油としてアロマテラピーに用いられ、殺菌・消臭効果、抗酸化作用により、肌の老化を防いでくれる効能があります。

フランキンセンスはフランス語で「フランク・エンツェンツ(質の高い薫香)」という意味があり、この樹脂のおだやかで聖なる香りは乳香とも呼ばれ、古くから祭壇や寺院で大切に使われていました。ウッディでかすかにレモンを思わせるフランキンセンス香りは心を優しくほぐし、明るい気持ちにしてくれます。

寒い冬に気になりがちな風邪の症状や乾燥肌にも最適です。寒い冬にオススメなのはキャリアオイルと精油をブレンドしたアロマバスオイルを使った全身浴です。作り方は簡単です。キャリアオイル15グラムにフランキンセンスの精油を3滴ほど落とし、よくかき混ぜます。ラベンダーやネロリをブレンドするのもオススメです。

キャリアオイルはベースオイルともいい、精油を希釈して肌に浸透するのを助ける効果があります精油の成分を肌の奥に「運ぶ」=キャリア(carrier)ということです。様々な種類がありますが、サラッとよく伸びて肌に浸透しやすいホホバオイルがオススメです。

クリスマスが終わると、あっという間に年越しして新年を迎えます。1年って本当に早いものですね。目まぐるしく過ぎてゆく年末年始、個人差はあると思いますが、けっこう忙しいって方が多いと思います。1年を振り返って同僚や友人と忘年会をしたり、家の大掃除をしたり、お正月の支度をしたり、年賀状を書いたり。この時期、うっかり風邪をこじらせてしまったり、無駄にイライラしたりってことは避けたいものです。ぜひ、フランキンセンスの香りで心も身体も癒してあげてくださいね。

(※注意事項※)
バスオイル使用後は、オイルでバスタブが少しベトベトになるため、入浴後のお掃除は念入りにしてください。

アロマテラピーは風邪の症状を治療(医療行為)するものではありません。風邪の症状が重い場合は必ず病院に行って治療を受けてください。

妊娠中の方、乳幼児やペットに対しての使用はお控えください。また治療中(投薬中)の方、持病のある方は医師に相談の上、医師の指示に従ってください。