シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.49~「西洋医学では原因不明のメニエール病」

原因不明のメニエール病

難病の一つに認定されているメニエール病。めまい、吐き気、耳鳴り、難聴といった症状が特徴で、西洋医学では原因不明の病気といわれています。

メニエール病は、年間700人が発症するとのデータが出ていて、中高年に多く、若い人にも増えてきています。突然、両側の耳に高度な難聴を生じる病気で、免疫不全、免疫異常、遺伝、喫煙、睡眠不足が要因とも考えられています。

難聴は、朝早く起きたり日中に起きることがあり、激しい耳鳴りがして耳が詰まった感じがする。めまいがする、めまいが激しくて歩くことも困難になってしまう場合があります。症状によっては、入院を要するケースがあり、2週間以内の早期治療なら治ることもあるため、抗めまい薬や副腎皮質ホルモン、循環改善剤、向神経ビタミン製剤や点滴を投与することで対処しています。

薬は、魔法のごとく病を完治させると思い込む人が多いように見受けられますが、その副作用によって一生苦しんでいる人も少なくないということに気がついてほしいです。薬や最新医療でその場をしのごうとしても、本質は変わりません。医療機関によっては、メニエール病に限らず、病の原因が分からないと「ストレスのせい」と診断する医師が多く見受けられますが、そういった医療機関は避けたいものです。

「病は必ず食生活に原因がある」

症状を改善・完治させたいと思うのでしたら、まずは何故メニエール病になってしまったのかを考えてみてください。私の考えは、誤った食生活により内耳を通るリンパ液の入れ替えがスムーズに行われずに停滞し、汚れが溜まってしまっているということです。

改善していくには、まず自然の食材・調味料から選ぶことから始め、今までの食生活を改めるようにします。そして、体内からミネラルを奪う甘い食べ物や化学調味料・食品添加物を摂らないようにすることで血液や体液がキレイな状態で流れるようにするというのが完治への近道です。また、私がすすめる玄米菜食を中心とした食事を続けて、免疫力や自然治癒力も高めていくことも必要です。

食事療法での改善に興味がある人は、私が運営するホームページ内「人類を救う自然食研究所」を参考にしていただき、食生活の上で疑問に思っていること、知りたいことなどありましたら、ご質問いただければと思います。病を改善・完治させたいと思ったら、根本の原因つまり食生活から変えていくことです。

人類を救う自然食研究所のページ
http://chefsato.com/free/organic-centre

 

【春を待つふきのとう】

冬が長い青森・八甲田山周辺では、秋のうちにふきのとうが芽生え、短い春に備えています。このふきのとうは苦味が少なく、とても甘いです。ふき味噌や天ぷらなどにして玄米ご飯と一緒に味わうのが私は好きです。
南八甲田では、9月~4月にかけて沢沿いの柳の枯れ木に天然エノキダケ(ユキノシタ)が群生しているのを見ることができます。汁物や和え物、煮物、炒め物などで美味しく食べられます。