自分のスピードで焦らず進む
僕は自他共に認める『変わり者』です。変わり者と書くと社会不適合みたいなイメージがあるかもしれません。しかし僕の言う『変わり者』は決して悪い意味ではないのです。
僕の定義する『変わり者』とは、状況に応じて臨機応変かつ変幻自在に自分自身の心を変化させ、自分の心の声に素直に従う変化を恐れない者という意味です。
試験にこそ出ませんが、大事なことだと思うのでぜひ参考にして頂けると幸いです。ちなみに、自分に軸が無くブレた生き方をして流される人の事ではありませんので注意して下さい。
ところで、僕が『変わり者』かどうかよりももっと大事な話をします。僕に相談しに来て下さる方の中で比較的多い話をします。誰かの個人情報が特定されてしまうとかそういう内容ではなく、一般的な問題を扱いますのでご安心ください。
「私、目標がないんです…」
とりあえずみんなと同じように、高校を出て大学もしくは専門学校までは出ましたが、その延長線上でいざ大人になってみたら、何をして良いのかさっぱりわからなくなってしまったという方が少なくありません。大学を出てしまった後にこの手の問題でつまずくと、少しだけ大変ですが焦らなくても大丈夫です。かつての僕もそうでした。もっと言うと20代は、一体何をしていたのだろうと思えるほど彷徨っていました。
この手の悩みを抱えている方の多くは、それこそ『変わり者=社会不適合者』という思い込みの強い方が多い気がします。だから、周囲に自分を無理に溶け込ませようとして、民主的(?)というか、多数派の言動を真似する傾向があります。
ちなみに、それは悪い事ではありません。周囲をよく観察しているから周囲に合わせることが出来ているので、その点は自信を持って良いと思います。ただ、多数派しか見えていない可能性もありますので少数派ももう少し観察してみると良いかもしれません。
よく「成功者になりたい!」という人がいます。定義はひとそれぞれですが、共通しているのは「成功者」とは多数派ではないということです。みんなと同じ事をしていたら「成功者」というよりは「その他大勢」に属してしまっていると思います。
目標が無いと言うのは、今まで親や先生が作ってくれた『疑似目標』を掲げて来た人に多いのですが、目標は自分で作ってこそ価値があります。
もっと言うと、目標は焦って作らなくても良いのです。優先順位からすると、自分自身を見つめ直すことがいちばん大事です。そんな中で自分の限りある命を如何に使うのがもっとも有意義かを考える事で自ずと目標は見えてきます。
短期目標はまた違って来るのですが、大きな人生目標が見つかったら、後は逆算して行けばいいのです。
未来は過去の延長線上にあると思っている人が多いですが、実は逆なのです。辿りつきたい未来にフラグを立て、そこから過去に向かって時間は流れていると解釈してみてください。
「今までこうだったから、未来はどうせこうなってしまう…」ではなくて、もっと自由な発想で良いのです。
自分自身が見えて来て、自分自身の方向性が見えてきたら、人生は一気に輝きを増してきます。
もし「それもどうしたら良いかわからない……」と思う方がいたら、僕を含め、心の専門家はたくさんいますので、怖がらずに門をたたいてみる事もオススメします。