青いサンタクロースってご存知ですか?~西欧のサンタさん!ジェド・マロース~

クリスマス~あなたはどう過ごしますか?

12月といえば、何といってもクリスマスですね!街がイルミネーションで飾られ、心躍る季節です。お店屋さんも到る所にクリスマスの装飾が見られるようになりました。
お店屋さんは季節を先取りする傾向がありますので、お店によってはちょっと気が早い気もしますがお正月関連の商品もチラホラと出てきましたね。

外に出ると、風も強く寒い空気で体も一気に冷えてしまいますが、心がポカポカでいられるのは、この季節特有のビッグイベントがあるからといえるかもしれません。実際にクリスマスだからといって、プレゼントを全員が貰えるわけではありませんし、人によっては「うちは別にクリスチャンじゃないし……」といってお祝いをしない人もいますが、それはそれとしても、周囲が楽しそうな姿を見ているだけで、自分の気持ちまで暖かい気持ちになってきますよね。私もクリスチャンではありませんが、日本の場合、もはや宗教の域を越えてクリスマスはみんなが楽しめる嬉しいイベントになっていますよね。

 

ところで、クリスマスといえばサンタクロースですよね。「ホッホッホー!」といつもニコニコした、長いヒゲの赤い服を着たちょっぴり太目のおじいさん。何故、赤い服を着ているかといえば、コカ・コーラのキャンペーンで世界中に定着したからといわれています。

それはそうと青いサンタさんってご存知ですか。もちろんサンタクロースの色が赤と決まっているわけではないと思うので、青い服のサンタさんがいても不思議ではないのですが……。

マトリョーシカでお馴染のロシア。なんと!ロシアのサンタさんは青い服だそうです。ちょっと意外ですよね。

さて。サンタさんはサンタさんでも、ロシアのサンタさんはセント・ニコラウス(サンタと思われている人物)ではなく、ジェド・マロースという聖霊だそうです。なんだかカッコイイ名前ですね。ちなみにマロースは「寒波」「吹雪」という意味です。なんとも寒々しい名前ですね。西欧ではジェド・マロースがサンタクロースに該当するそうです。

この青い服のサンタさんことジェドについて説明します。設定はほぼ赤い服のサンタさんと一緒なのですが、何故サンタクロースではなく別のキャラクターなのかというとサンタクロースだと、どうしてもキリスト教のイメージが強いので、宗教とは無関係である別の聖霊にギフトブリンガー(与える者)としての役割を引き継いでもらったという説があります。ちょっとややこしいですね。

ちなみに、ちょっと怖い設定もあって青いサンタさんことジェドには直接会わない方が良いみたいです。というのも赤いサンタさんでは聞いた事の無い話ですが、青いサンタさん(ジェド)に不運にも遭遇すると凍死してしまうという説もあるのです。とはいえ、直接ジェドに会った女の子にプレゼントをあげるエピソードもあるので詳細は不明です。どちらかというと赤いサンタさんと違って陽気なタイプではなく、硬派な感じなのかもしれませんね。

硬派な感じがするといったばかりではありますが、実はこの青いサンタさんは、孫娘と行動しているというロシア独自の設定もあります。名前はスネグラーチカといって……と、これも話すと時間がいくらあっても足りなくなるので、それはまた別の機会に。

青いサンタさんのお話、いかがでしたか。あまり知られていませんがクリスマスの話題になったらぜひ教えてあげて下さいね。