TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第12回 PART.1

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。

これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「ホリスティック医学と西洋医学」。
今まで良いとされていた健康法は本当にOK?
西洋医学プラス、ホリスティック医学で、それぞれの体質に合った方法を見つけましょう。

正常値は人それぞれ違う

皆さんお元気ですか?
今回のテーマは、興味深い内容ですね。沖縄で高校の福祉科の授業を担当しているのですが、専門の精神医学のほかに一般医学も教えています。
そのため、授業の準備として医学の最先端をインターネットや本で調べているうちに、いろんな側面が見えてきました。

今までの医学の常識的な知識が、単なる医師たちの集団の思い込みにすぎなかったことが分かってきて、本当に目からウロコです。

たとえば、塩分を控えめにすることが高血圧に大切とみんなで信じてきましたが、実際は医学的に証明されたことがなく、むしろ塩分をしっかり取ったほうがいいことがわかってきました。だから、みそ、しょうゆ、漬物と塩分の多い食事をしている日本人が世界で一位の長寿国なのです。

薬局をやっている薬剤師さん200人を対象にした講演会の時に「高血圧の薬を飲み始めて、体調を崩して薬局に来る人が多い」と聞いてびっくりしました。

血圧は個人によって、正常値が異なるので、一律に決められている値で判断しない方がいいのです。検診や人間ドックの結果に動揺しないでほしいのです。
『生き方上手』(ユーリーグ)の日野原重明先生も同じ説を唱えていらして、とても心強いです。

たとえば同じ女性でも身体が大きな人と私では、血圧の正常値が明らかに違うと思うのです。身体の大きさが全く違うのですから、私のほうが血圧が低くて当然です。
そうでなくても元気で爆発状態なのに、無理に血圧を上げたらかえってダウンしてしまいます。普段、調子が良い時の自分の値が、自分にとっての正常値です。

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。