シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.48~「身体は常にメッセージを送っている」

シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.48~「身体は常にメッセージを送っている」

食事があなたをつくる

毎日の食事で血液がつくられ、血液で細胞がつくられています。そして、細胞は常に古いものから新しいものへと入れ替わっています。要するに、我々の身体は食べるものからつくられているのです
もしも毎日誤った食生活を続けていたとしたら、当然身体にも問題が出てきます。薬に頼ったとしても、症状が抑えられるだけで、現状は改善されないことが多いようです。

身体の不調を訴え検査をしてはみたが、異常なしと診断をされる。それでも、頭痛や倦怠感が続くので、原因が分からないまま他の病院をはしごする。でも、改善されないので、私のところへ相談に来る人がいます。これは、最新の医療機器を使っても、なぜ体調不良なのか解明されない病気が多いからではないかと私は考えます。

自身のコンディションを知りたいと思ったら、まず、朝・昼・晩食前30分前に水銀体温計で左右の体温を5分ずつ測ってみることです。また、この間に1分間の脈拍とできれば血圧(左右の腕どちらでもよい)を最低3日間分計測すると分かりやすいです。計測結果については、PART.20「未病とは」を参考にしてみてください。

体温は、36.6℃~37℃で若干右が低いのが理想です。低体温ぎみの人で、昼は低いのに夜は高めになる人は、大抵左よりも右の脇下の体温が高めで、その場合は、風邪をひいても熱が出にくく、微熱が長引いて風邪が治りづらい人が多いようです。

戦後、日本ではインスタント食品や食品添加物など多く使われるようになり、それに伴いガンを始めとした生活習慣病やアレルギー、精神疾患が増え続けています。医師不足の問題が出ている現代ですが、近い将来は2人に1人がガンで亡くなるといわれています。これを改善するには、気候風土に合った、昔ながらの食生活に戻すことが最優先と私は考えます。私が提唱する理想の食生活というのは、100年以上前のもの。玄米・雑穀ご飯、根菜の煮しめ、漬物、海藻の味噌汁を中心とした食事にして、化学調味料や食品添加物、人工甘味料等が含まれた食品や飲料はできるだけ摂らないようにすることです。

体調維持は、ストレスに負けない身体作りにも関わっています。風邪を引きやすい、不眠、生理痛・生理不順、便秘、アレルギー疾患、低体温、高血圧・低血圧、不整脈、肩こり・腰痛、倦怠感など、これらは食生活を見直してほしいと身体が送る、ある種のメッセージなのです。これらのメッセージを無視し続けていると、近い将来取り返しのつかないことになるかもしれません。

 

【シェフ佐藤考案の玄米菜食】

今回は、体調を維持し、病の改善・ダイエット効果も期待できるシェフ佐藤考案の玄米菜食メニューを紹介します。

玄米ご飯は、少量の雑穀(ひえ・あわ・きび)と紫黒米と一緒に、二枚蓋の土鍋で2時間以上炊いています。ご飯の上には、とろろ昆布適量と自然塩で漬けた梅干を1個。たくあんは砂糖を使わず、干した無農薬・有機栽培の大根を、ぬか床に4日ほど漬けたものです。
副菜は、大根と人参のそぼろ煮。隣の椎茸は、網焼きにして生醤油をかけたもの。季節に採れる食材を使うようにします。これにふのりの味噌汁を添えたのが、私の普段の朝食です。根菜の煮しめ、季節の野菜や山菜のおひたしを添えたり、おろした自然薯に生醤油を少々、玄米ご飯と一緒にいただくこともあります。この食事が三食続いても栄養が偏ることはなく、朝はスッキリと目覚め、身体が快適になるのが実感できます。
私は、普段の食事には、蔗糖(二糖類)を含んだ野菜、例えば玉ねぎ、長ねぎ、かぼちゃ、さつまいも、にんにく、にら等を使わないようにしています。蔗糖を含む食材を使わない料理は、ダイエットにも効果があります。食事療法で病を改善・完治したい人は、治るまでは、たとえ手作りでも血液を汚し身体を冷やす小麦やそばなどの粉を使った料理、高タンパクな動物性食品、味噌・醤油以外の大豆製品は控えるようにすることです。

■大根と人参のそぼろ煮レシピ 
http://ameblo.jp/szato/entry-10412604374.html

■人参のやわらかキンピラレシピ 
http://ameblo.jp/szato/entry-10652696319.html