不機嫌な人は幸せになれない!~「感情の整理」が上手い人下手な人―感情コントロールで自分が変わる

不機嫌は損!

「不機嫌な人は不幸せ」と仰るのは、本書の著者である和田秀樹先生。
専門的なことは分からなくとも、この言葉は簡単に理解できます。
不機嫌な状態は、まずは自分自身が満足せず、不安を抱えている状態。
そして、その状態は必ず他者に伝わってしまうので、相手からも「この人はいつも不機嫌で一緒にいたくない」「人間的に未熟」と思われ、愛されず信頼されない。

不機嫌であることは、両面から見ても良いことなし!
そんな状況で、人生の成功は手に出来ないよな~と分かります。
・タクシーで渋滞につかまるとイライラして運転手さんに当たる人
・いつも他人の悪口ばかり言う人
・同僚がミスをするとアドバイスではなく嫌味を言う人

あなたの周りにもこういった人はいるかもしれません。そしてもしかしたらあなた自身がそんな人である可能性も……。
多くの人にとって、職場やプライベートはすべて人間関係がメインと言っても過言ではありません。そんな中で、いかに不機嫌な感情を整理し、機嫌よくいられるかで、人生は大きく変わります。誰しも、不機嫌な人と一緒には居たくない。大抵の人が協力したい、一緒にいたいと思うのは、やっぱりいつも機嫌良く、そしてポジティブな人。
「でもどうやったら、機嫌のいい人になれるの……?」本書はその疑問に対して明快な答えを示してくれている1冊です。

「不機嫌な感情は誰にでもあるもの。でもその感情をいかに整理するかが大事」と和田先生。
常に機嫌よくいようと意識していても、それは無理! そうすると不機嫌な自分を発見した時に、自分の未熟さを実感して更に不機嫌になってしまう。そんな悪循環を生む出しがちです。

だからこそ、まず大事なのは、「自分は今不機嫌だ」と気づくこと。自分の不機嫌さに気付くことはあっても、なかなかその原因まで気づく人は少ないようです。

「この人と会うといつもイライラするのは何故だろう」

「この人の威圧感に気おされているんだな」

「この、デキる同僚と一緒に仕事をすると、同僚の事が鼻につく」

「自分はこの人の能力に嫉妬していないかな」

不機嫌の下にある感情を一つ一つ整理していくと、自分の不機嫌になるポイントが客観視できるようになるのです。
「私は今不機嫌だな」と思った時には、「その不機嫌の原因は?」と探り、不機嫌ポイントを把握するだけでも、その状況を回避できるようになるとともに、その状況を避けられない時にも、霊性に受け止めることができる1ステップになるそうです。

「自分が不機嫌になる」法則を把握したら、今度はその不機嫌を解放するだけ。
本書では、日常的にできる「感情の整理」の方法がふんだんに紹介されていますので、気になる方はぜひチェックしてくださいね。

「常に機嫌のいい人は人生で成功しやすい」。
成功したいならば、感情の整理にぜひ挑戦しましょう!