かくれ不眠に要注意!人生を決めるのは睡眠!?~『熟睡する技術』

かくれ不眠って何?

「凄く疲れているのに夜なかなか寝付けない」
「しっかり眠っているのに、なぜか朝が辛い」
「夜中に何度も目を覚ます」

そんな悩みを持っている方は少なくはないはず。
でも「これぐらいの症状なら、まあ大きな問題ではないか」と軽視していませんか? 確かに、睡眠障害と言うほど重症ではない場合、睡眠は何かと軽視しがちです。
でも、「そんな症状は要注意です」と、杏林大学医学部教授であり、日本ブレインヘルス協会理事長の古賀良彦先生。古賀先生は、2011年に発足した「睡眠改善委員会」の主要メンバーのお一人で、現代人の睡眠に警鐘を鳴らします。
睡眠障害の一歩手前の症状は「かくれ不眠」といい、実は心身の健康に大きな影響を及ぼしかねない危機的状況だそう。
特に、仕事や趣味に忙しい現代人は、「週末寝だめをすればいいか!」「まぁ、ちょっとぐらい眠れなくても大丈夫」と自分を過信しがちですが、睡眠不足の状態は、実はうつ病や自律神経失調症、生活習慣病に直結してしまう可能性があるそうです。睡眠に問題がある人は、死亡リスクも高まります。

軽視しがちな睡眠。しかし、「実は睡眠が人生を決めると言っても過言ではない」と古賀先生は仰います。
本書では、睡眠がいかに心身に悪影響をもたらすかを、古賀先生が分かりやすく解説し、改善する方法もしっかりフォローしています。
まだ不調の症状は出ていないけれど、しっかり眠れていないな、という方におススメの1冊。睡眠に対しての考えががらりと変わりますよ。

「かくれ不眠」チェックシート
□ 起きたときに「よく寝た」と思えない
□ 寝つきが悪いことが多い
□ 夜中に何度か起きてしまうことがある
□ 思ったよりも早く起きてしまうことがある
□ 寝る時間は決まっておらず、毎日ばらばらである
□ 平日にあまり寝られないため、休日に「寝だめ」をする
□ よく昼間に居眠りしてしまうことがある
□ 集中力が途切れがちで、イライラすることが多い
□ 最近、面白そうなことがあってもあまりやる気がでない
□ 自分は寝なくても大丈夫なほうだ
□ 眠れないのは異常ではない
□ 仕事が忙しいと、寝ないで夜遅くまで頑張ってしまう

(『熟睡する技術』より抜粋 @睡眠改善委員会)

あなたはいくつ当てはまりましたか?
かくれ不眠を改善し、心身の健康を目指しましょう!

『熟睡する技術』