かっさで足の冷え対策!足裏をマッサージして上実下虚を解消しよう!

かっさで足を温める方法

朝晩冷え込むようになってきて、私は早々にブーツ&コートに生活に入っていますがみなさま風邪などひかれていませんか?

さて、寒くなってきてよく聞くのが「足が冷えて辛いんです」という声。
また「足は冷えているのに、頭のほうが熱くてのぼせるような感じになるんです」というのも、最近よく耳にします。

足が冷えて頭がのぼせている状態を東洋医学では「上実下虚(じょうじつかきょ)」といいます。上が実していて、下が虚(むなしい)状態になているということ。人の身体の気のバランスは全体に均等に行きわたっていて流れているのが健康とされていますが、その気の上下のバランスが崩れて上にばかり気が多くなっているのが上実下虚の状態です。わかりやすく言うと風船をイメージしてみてください。丸い風船の下の方をギューッと絞っていくと、下はゴムだけで上の方に空気がパンパンになりますね。あれと同じようなことが身体の中でおこっている状態です。

ではそんな時にはどうしてあげればいいのでしょう?まずは下に気を下ろしてあげるアプローチがおススメです。
方法としては

★足を温める
★足を揉んでみる

などが挙げられます。足を温めるときのポイントとしては内くるぶしの骨の一番高い所からご自分の指で四本分上の、内側の骨の際にある「三陰交(さんいんこう)」というツボの上までお湯がくるフットバスで温めること。普段はく靴下もこのラインまでカバーできる長さの物にするだけで足の冷えが随分違います。

足を揉むことも足の血行を良くし温かくするためには効果的です。足裏にクリームをつけて踵から足先に向かって足裏を3線に分けて、かっさプレートの耳をつかって5cmを3回こすったら次の5cmを3回 というように進みます。

足の甲の骨の間もプレートの耳の縁を骨の間に入れ込んで、指先に向かって5回スライドさせます。5回目は指と指の間の水かきを圧迫します。各指の骨の間を行いましょう。
また脚の内側の脾経、腎経は冷えや浮腫みにも効くラインです。この部分は下から上に向かって5cmを3回こすったら次の5cmを3回というように進みます。

足裏にはたくさんツボがあるんですよね? とよく聞かれますが、実は足の裏にあるツボは正式な1個だけ。「湧泉(ゆうせん)」というツボになります。みなさんが「ツボ」といっているのは「反射区」のこと。足裏にも身体全体の反射区があるため、足全体をマッサージすることで全身調整にもなる場所です。痛かったり、固くなっていたりと「反応のある場所」は力を抜いて少し念入りに行ってみてください。ただしやりすぎると痛みが出たりしますので力加減や刺激の量には十分注意しましょう。

もともとかっさは「経絡」と「反射区」によって1つのお悩みを解決するメソッド。両方を上手に使ってセルフメンテナンスしてくださいね。

 

※日本かっさ協会では「温かっさセラピストコース」「かっさリフレクソロジストコース」をスタートしました。
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