ホリスティック栄養アドバイザーMiho の“少しずつでもいいじゃない”Vol.11 シンプルに考える

情報をどう消化するか

美容や健康のための食事法・健康法には、有益な情報もたくさんありますが、時に私たちの生活や心に 制限を与えることがあります。“病気にならない”ために、食生活や生活習慣に制限をつけることばかりに囚 われてしまうと、それらは「他を受け入れない」「完璧主義」「怠けたときに自分を責める」といったかたくなで ネガティブなエネルギーに変わってしまいます。“病気にならない食事”の情報を全て鵜呑みにすると、私た ちのまわりは「食べてはいけない」食品だらけになってしまいますね。農薬に添加物に加工品に抗生物質に 環境ホルモンに遺伝子組み換えはもちろん、砂糖に塩に肉に乳製品に炭水化物にカフェイン、はたまた小 麦・大豆・果物・生野菜・熱した野菜・グルテン・それからそれから・・・

ストップ!!

シンプルに、健康的な食事って?

まずは、シンプルに考えてみましょう。 “体によくない”ものでなく、自然の一部である私たちが体に取り入れるのに自然なものって、どんなものでし ょうか? 答えは意外とシンプルなものではありませんか?

そして、私が健康的な食事について最低限お伝えしたいこと、それは「できる限り住んでいる土地周辺で 採れる多種の食べ物を、できる限り季節にそって、できる限りまるごと食べること。」一言で言えばこれだけ かもしれません。

また、バランスの良い食事の摂り方を栄養学的に、そしてシンプルにまとめると下記のようになります。 炭水化物・・・未精製のものを主に穀物から摂る。(玄米など) タンパク質・・・より植物性のものを心がける。(豆類など) 脂質・・・魚や植物性(ナッツ・種子類)のものから摂る。 ビタミン・・・水溶性と脂溶性の性質があることを知る。(性質を知る事でより効果的な摂り方・扱い方・ 調理法が判断できる) ミネラル・・・バランスを大切にする。(部分的に取り出した栄養素として摂らないようにする。例ナトリウ ム)

食物繊維・・・食材をまるごと食べ、未精製のものを摂るようにする。 機能性成分(フィトケミカル)・・・ひとつひとつの情報を知らなくても、多種の植物性食品を摂るようにす るとこれらの成分は含まれている。 食べ物を栄養学的に捉えるためには、栄養素やそれらが含まれる食品の最低限の知識は必要になるで しょう。昔の人の知恵と習慣に、現代の知恵(自然科学・栄養学)を使って、体について知ることのでき る私たちは恵まれていますね。

どう想い、どう食べるか

栄養素・調理法・食事の間隔・咀嚼回数、これらに気を使うこともひとつですが、時に心の状態が体を左 右することもあります。 「これは、食べたらいけないものかな」「これ、本当は健康によくないんだよね」そんな想いで食べると、体もそ のとおりの反応をするかもしれません。また、忙しさや習慣で、食べているものの存在自体に目をくれること もせずに、口にほおりこんでいるということはありませんか。体は心の状態と相互に作用しているのです。食 べ物を見ながら、心をこめて「いただきます!」って、言ってみましょう。食べ物は、ただ空腹を満たすため、 欲求を満たすため、短時間で済ますルーティンワークのために存在しているのではありません。自然の一部 である私たちが、自然の恵みを体に取り入れ、自分や周りの人や自然に新たに恵みをもたらしていく。その 感謝の心が、気持ちの良い健康的な消化吸収に繋がっていくのではないでしょうか。そして、健康的な食 生活をし、健全な精神状態が保てると、自分の体に必要な食べ物を体が教えてくれるのです。

食べ方は、どう生きたいかをも表します。少しずつでもいいから、はじめないよりははじめたほうがいい。明日 よりも、今すぐに。。。

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