TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第8回 PART.5

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

 

日本伝統と創造の爆発!
海外留学の経験からより深い日本の良さを発見することとなった啓子先生。
最近先生は、画家・岡本太郎氏の生き方に改めて注目しています。
日本最古の沖縄文化に芸術性を見い出し、また作品を通してジャパニーズスピリッツを世界に示した岡本太郎氏の精神は、今も強烈に心に響きます。

みなさんは、自分自身に対して強烈に、日本人であることを感じることがありますか? 海外旅行に行った際には感じることがあるかもしれませんが、日本で当たり前のように生活していると、「日本」を意識することは滅多にないのでは?
今回のテーマでは、改めて「日本」について考える、そんな時間にしませんか?

岡本太郎の「爆発」のルーツ

岡本太郎さんも、ナチスによりパリが占拠された時に、日本へ戻ってくるのですが、軍国主義のなかに凍結された5年間の後、彼の芸術活動が爆発したのでした。
そして、記念碑的なモニュメント“太陽の塔”ができたのです。
大阪の万博の象徴として、燦然と輝いて、今もちゃんと生き残っています。

その後、だれも気付かなかった、縄文文化を、彼は発掘していきます。
縄文文化の素晴らしさに、誰よりも深く理解して「不思議な美観、いやったらしい美しさに圧倒される」と彼独特の表現を用いて、縄文文化にのめり込んでいきました。
岡本太郎は、縄文の発見者とも言われています。

『今日の芸術』『日本再発見』『忘れられた日本』がベストセラーになり、やがて、民俗学から沖縄の文化にもはまっっていくのです。
彼の人生を見つめていくと、自分の人生のかさなるところがあって、共感を覚えます。

単なる、小手先の技術ではなく、彼の芸術には、哲学という芯がちゃんとあることが、とても魅力的なのです。

岡本太郎のように生きたいと今、こころから思っています。
日本人に生まれてきたことに感謝しながら、日本文化をこよなく愛し、堪能しながら、源のムーのエネルギーを私なりに復活させていきたいと思っています。
日本人を、日本文化を、そして、ムーを楽しみましょう!
人生は爆発! 人生は楽しい!

~終わり~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。