エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育てPART.17~シンプルなバランス感覚 赤ちゃんは甘えきる(潤治編)

甘え~受け取ることと与えること~

「子育て」という名目で、日々考えさせられること、気づかされることでいっぱいです。
成長する機会や自分を癒す機会をただただ与えてもらっているような気がします。

このところ、娘の小葉(このは)は人見知りをするようになりました。
生後半年の今、人見知りが最も高まっているように感じています。

よく行くお店の女主人にも生後2ヶ月くらいの頃はよく笑いかけていましたが、今ではじっと見つめて、両親とその女主人の関係をよくよく考えてから、ゆっくりとほのかに笑うようになりました。振りまくような笑顔はどこに?といったところです。
しかしながら、なぜか我が家のセラピールームにお越しになる方々には、すぐに愛嬌を振りまきますし、またお仕事で外に出たときはその仕事に関わる人たちにも笑顔を絶やしません。

きっと、両親との関係や雰囲気ですぐに察してくれるのだろうと見ていて思います。

また、妊娠中の寛子のお腹に話しかけてくれた人には、その声を覚えているのか思い出していたかのように微笑みかけます。
寛子の記事で胎話のことが出てきますが、お腹の中にいながら外の世界を感じていたのだと生まれてきてからの彼女の言動を見ていると確信に近いものを感じます。

小葉も含めてAQUA MIXTのレッスンやワークショップを開催することもあり、彼女自身、多くの人の話を聴いたり、感情を感じたりする機会が少しずつ増えました。そうして、ひとしきり笑顔を振りまいたり、人に接した後に、家族3人の時間に身を置くと、娘の小葉は「んま、ママぁ」と下唇を噛みながら甘え泣きしだします。あきらかに大人でも疲れるような人数と接した後は、夜眠る前にたっぷりと甘えます。

全身全霊で身をママである寛子に委ねて、
「わたし、抱っこしたままでないと眠りませんから。」
「甘えきるまで、納得するまで眠りませんから。」
と言っているかのように、娘の小葉は眠らずにいます。

ひとしきり甘えきったというラインを超えるといきなり眠りにつきます。
さっきまで泣いていたのに、スヤスヤと天使のような寝顔になってくれます。

僕たちは大人になると自分が満足がいくまで甘えるという機会は無くなっていくように思います。

甘える代わりに面倒なことを起こしたり、他人に迷惑をかけたり…といったトラブルメーカーになる大人もいます。
僕自身も素直に妻に甘えられずに、妻に迷惑をかけたり、支離滅裂なことで怒ったりすることがあります。

僕の気持ちなんて分かるものか!と言いたい時は、僕の気持ちを分かって欲しいの!と思っている時です。
慰めて欲しい、甘えたい、勇気づけて欲しい、認めて欲しい、褒めて欲しい…。
それらの言葉をきちんと目の前の大切な人と分かち合えることができれば、無駄な喧嘩、誤解や行き違い、別れや浮気などは少なくなるかもしれません。

存分に甘えきって、多くの人に愛嬌を振りまく娘の姿を見ていると、受け取ることと与えることのバランスがしっかりとできている人だと感じます。
甘えるということを通じて、僕たち両親に生き甲斐や学びを与えてくれています。甘えるという行動の中にすでに「受け取ることと与えること」があります。

甘えて自分のすべてを委ねるという経験をたっぷりとしている娘に、大人になって、そうしたシンプルな言動が難しくなった僕自身もそうした素直な気持ちを妻である寛子にしていきたいと日々思うのでした。