富士山靜養園・山本竜隆先生×NPO法人IAOH JAPAN代表・鶴見明世さん リトリート開催!(前編)

シャーマニズムの感覚を取り戻す

アンドルー・ワイル博士の統合医療プログラムを修了した医師・医学博士であり、現在、富士山靜養園園主を務める山本竜隆先生と、IAOH(国際ヒーリング協会)が日本人で唯一認定したヒーラーである鶴見明世さん共催のリトリートプログラムの開催が決定しました。
今年の癒しフェアでも、コラボトークショーを行い、参加者の皆様から大きな反響をいただきました。お二人は、医師とサイキックシャーマンという異なる立場でありながら、シャーマニズムに基づいた「癒し・ヒーリング」への取り組みを行っていらっしゃいます。

「人間は自然の生き物である」という認識。
いつもは忘れているこの感覚を呼び覚ます自然体感型プログラムは、富士山麓にある山本竜隆園主のリトリート、「富士山靜養園」で実施します。
普段、ふと感じる何気ない事柄。
これらに何か意味が含まれているとしたら……。
生活に関わる様々な事象が実は、ヒーリングと結びついているとしたら……。
その「気付き」を得るきっかけを、山本先生と鶴見さんと共に体感してみませんか?

開催に当たり、リトリートプログラムの詳しいお話を、お二人にお伺いしました。自然治癒のスペシャリストであるお二人だからこそ実現したスペシャルプログラムです。

Q1
「人間は自然の生き物である”という認識。いつもは忘れているこの感覚を呼び覚ます」という体験に関して、私たちは、実は常に自然から何らかのメッセージを受けているのでしょうか。

■鶴見さん
私は、「自然とは数多のエネルギーが、数多の形を取って存在している場である」、と考えています。そのエネルギーは目には見えませんし、科学的にも証明されているものと、いないものがあると思います。
ただ、「何か有る」、という事は、「有る≒エネルギーが介在する」、という事です。
例えば、石には、その重量から、組成から、いろいろなエネルギーが生じていると思っています。ですから、質量が大きければエネルギーも大きい。組成の分子構造が波動を強く出すものであれば、エネルギーは大きい。
そういうものが、自然には満ち溢れて、そして静かに調和したり、時には反作用を起こしたりしているはずです。それを五感で体験する。体調により、その日の気分により、五感の働き方、感じ方が違う。それがメッセージであるのだと思っています。

■山本先生
近年米国では「自然欠乏症候群」や「自然欠乏障害」という言葉が使われつつあります。
本来人間は、100%自然食を取り、自然の音を聞き、自然色を見て生きてきた動物ですが、
この100年位、人間は、特に都市部での生活では、不自然の中に身を置いていると思います。自然の水を飲むと水道水の違和感が認識できるように、本来の自然感を認識することで、鈍った感覚を修正できると思います。
また水源に行くことで、水は、水道局が提供しているのではなく、山をはじめとした自然からの提供物で、それによって生かされているという実感がわいてくるのです。
人工的で、作為的なメッセージが都市生活では多い中で、自然のメッセージを受けることが重要と考えています。

 

Q2
「生活に関わる様々な事象が実は、ヒーリングと結びついている」と考えた場合、具体的に「ヒーリング」とはどのようなことを指すのでしょうか? 私たちがその事実に気づくための方法はありますか?

■鶴見さん
私の所属するドイツ国際ヒーリング協会・ドイツスイスヒーリングアソシエーションではヒーリングを広義でとらえています。
例えば、傷を治したらヒーリングか、と申しましたらそうだとも言えるし、またそうでないとも言えます。医療ロボットが傷を綺麗に塗って完璧な消毒をしたらヒーリング、と言えるかというと難しいと思います。
でも、自分の事を気遣ってくれる人が、一生懸命傷口を押さえてくれる。それはヒーリングになると思うのです。
つまり、心に何か温かさを感じる影響を及ぼす鎮静と、それによる細胞の活性化、体の部位の自発的対応をヒーリングと称する、と考えております。
私は動物が好きなんですね。だから、目の前の電線に雀がとまってちゅんちゅん鳴いているとああ、可愛いなと思う。そうすると心がほっとする、温かくなる。
これもヒーリングですよね。優しい、寛容な気持ちになれて「心が温かくなる」→血行の状態が良くなる、わけですから。
こんなふうに、日常な些細な事にも、何か気づくと「癒し」というヒーリングが発生しているわけです。
そういう自分なりの「ほっこり」や「感動」というような、「感じを受ける」ことを、ベクトルを自然に合わせて実践してみましょう、ということなんです。

■山本先生
自然が提供してくれる物理的な、風や渓流の音、草花の匂いの他、第6感である、自然からの声を体感する事を、今回の自然からのヒーリングと考えています。

~後編につづく~

 

■リトリート詳細
費用:1泊2食付・2人一部屋(上記プログラム参加費)で20,000円(交通費別途)
(一人一部屋使用時は3,000円の追加料金が必要です)

※食事は、マクロビオティック基づいた食事となります。

参加資格:自然療法に関心があり、自然を大切にする20歳以上の成人
(最低実施人数8人、定員18人)
歩き易い服装もご準備ください。

・主催
NPO法人 IAOH JAPAN http://iaoh.jp/
富士山静養園 http://mt.fuji-seiyoen.com/

お申し込み・お問い合わせはこちら
iaoh.jp@gmail.com (メールでのご対応となります)

 

■プロフィール
山本竜隆(やまもとたつたか)先生
朝霧高原診療所院長、富士山靜養園園主
聖マリアンナ医科大学、昭和大学医学部大学院卒業。
米国アリゾナ大学医学部統合医療(Integrative medicine)Associate Fellow(2000年~2002年)修了。タニクリニック副院長(東京・日比谷)、聖マリアンナ医科大学予防医学助手、統合医療ビレッジ総院長(東京・四谷)、中伊豆温泉病院内科医長、(株)小糸製作所静岡工場診療所所長・統括産業医などを経て現職。富士山麓のレイライン上にリトリートを開設。

鶴見明世(つるみあきよ)さん
幼少時よりある種の直観に秀で、独特の世界観と観念を持つ。中学入学をきっかけに「どうしても必要だと思い続けていた」Tarot cardを入手し独学を開始。
以降、現在に至るまでReading方法及び解釈法は独学で継続中。学生時代よりReadingの実践を開始、社会人として会社勤めをしながらReadingを継続。出産後は育児に一時専念した後に実践の場に復帰し、現在に至る。
2006年、スイス・バーセルにて行われたドイツ国際ヒーリング協会コングレスに招聘、Shamanismを基盤とするReadingに於いて社会事項分析能力及び疾病に関する洞察能力・治癒実践をPsychic Shermanとして認定され、ドイツ国際ヒーリング協会(IAOH/IVH)公式認定ヒーラー資格を取得。
2011年、国際NPO組織ドイツ・スイスインターナショナルヒーリングアソシエイション(IGGH)最高顧問に就任。表千家茶道師範・草月古流華道師範。

 

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