アダム・ジョーンズさんインタビュー「ファッションとスピリチュアルのかけ橋に」～癒しをもたらす革新的ニット～PART.4

かつてクリスチャンディオールやKenzoなど一流ブランドでニットのデザインを担当していたアダム・ジョーンズAdam Jonesさん。
アダムさんが今回たちあげたYARNLIGHT 　COLLECTIVE（ヤーンライト　コレクティブ）http://yarnlightcollective.com/は、着用した人のエネルギーを強化し内的バランスを促す、癒し効果のあるニットブランドだという。
癒し効果だけではなく、着心地やデザイン性も高い。ファッション・機能性・スピリチュアルを融合した今までの常識を覆すニットが完成するまでにはどのような道のりがあったのでしょうか。
TRINITYのインタビューでは、YARNLIGHT 　COLLECTIVEに対する想いをお聞きしました。今回はその第四弾をお届けします。
ヒーラーさんのエネルギーを炭素に転写できるということですが、他の人々の気持ち、例えばラッピングする人の気持ちなども移りうるということですか？
アダムさんの中ではそういったことも大切にされているのでしょうか？
はいそうです。
ですから出来るだけ私が知っている人物とともに制作しようと決めていました。
場所や人々については拘りました。
それに、最後にすべてが出来あがった後、エナジーをクリアにし、バランスを整えてから出荷するようにして、常に品質を落とさないように心がけています。

販売が終わった後にも品質には責任を持とうと思っています。
世界中のどこに製品があるのかはわからないけれど、常に私たちの意志を送り続けています。
瞑想をして炭素にエネルギーを入れるとき、目の前にある炭素だけではなく、世界中に散らばった製品にも同様にエネルギーを送っています。
出荷したから終わり、ではなく全て繋がっているものとして捉えています。

「全ては繋がっている」ということは、このプロジェクトの重要なメッセージの１つでもあります。
このプロジェクトは、今まで誰もしたことの無いプロジェクトでした。
ですから、ルールや従うべきガイドはありませんでした。
私たちはただ、直感に従って進むしかありませんでした。
進みながら学ぶ、という感じでした。行くことによって、行くべきところを知ったとも言えるかもしれません。

このプロジェクトを思いつき、話し始めた時、人々は私に少しのヒントを与えてくれました。
「〇〇を使ったら？」「〇〇をしてみたら？」というように。
まるでそれは、人々がそれぞれに小さなパズルのピースを持ち寄り、ひとつの美しい絵が出来ていくようでした。
宇宙が私に情報を与えてくれているようで、私にとって素晴らしい経験でした。
ですからこのプロジェクトにはCOLLECTIVE（共同体の、集合体の）という名前が付いているのです。

これはただ「私個人」のプロジェクトではありません。関わっている全ての人のものなのです。

YARNLIGHT COLLECTIVEを着用された方からはどんな反響がありますか？
最近、全くスピリチュアルで無い人からの興味深い反応がありました。

パリに住む50代の友人の話です。
彼女は今年の６月に癌に侵されていることに気が付きました。気付いた時には、すでにかなり進行していました。そして化学療法を始めました。

私は彼女にYARNLIGHT COLLECTIVEのスカーフをプレゼントして言いました。
「このスカーフがあなたの癌を癒すとは言わない。けれど、化学療法はとても大変だと思う。病院に通わなくちゃいけなくて、気分が落ち込むこともあると思う。そんな時は、このスカーフにくるまってみて」
彼女は言いました「私はスピリチュアルなことは信じないわ」って。
私はそれでも言いました。
「それは分かってるよ。けれど、私は信じてるんだ。それにあなたを愛しているし、とても気にかけている。沢山の人が癒しと愛のエネルギーをこのスカーフに詰め込んだんだよ。だから、私のために使ってみてくれない？」って。
そう言ってエクササイズのやり方を教えました。
彼女はそれでも「私はできないわ」って困った様子だったけれど、
「ＯＫＯＫ，できないのはわかったから、できるフリをして。私の為に」と私は主張しました。
彼女はあきれながら「わかったわ。とにかくスカーフを有難う」と言い、スカーフを受け取ってくれました。

それから日本に来る前に、もう一度彼女に会いに行くと、彼女は身体にスカーフを巻きつけて取ろうとしませんでした。
彼女曰く、「スピリチュアルなパワーとか、エネルギーとか信じていないけど、身につけていると安心するの」って（笑）。

（PART.5につづく）