『心理セラピスト』が考える!「セルフコントロール」~操られて本当に幸せになれるのか?~

『心理セラピスト』が考える!「セルフコントロール」~操られて本当に幸せになれるのか?~

幸福感は薬でコントロールできる?

最近「ウツ」が増えている一方で、「キレる若者」や「キレる老人」が増えています。どっちにも共通して言える事は、嬉しくない感情だと言うことです。
実は「ウツ」というのは、単に凹んでいたりネガティブなだけではありません。人にもよりますがウツでキレやすいと言う人も結構多いのです。

ウツにはセロトニンと呼ばれる脳内物質が関係していると言われています。この説が正しいと仮定すると、ウツの人がキレやすいのも何となく理解できます。ウツの人はセロトニンが少なくなっていると言われているのですが、一方でセロトニンが減少するとキレやすくなるとも言われています。生きる気力を失い、完全無気力状態な人が多いウツ。一方で、何故「キレる」という感情が出てくるのか。見方を変えれば矛盾したようにも思えてくるんです。ウツって「心の風邪」という言葉で括ってしまうには、少々難解な病気だなと思う今日この頃です。そもそも、セロトニンを自在にコントロール出来たら精神は元気になるのでしょうか。注射か何かで一気に解決なんて出来ないのでしょうか。凹まずキレず、穏やかに楽しく暮らすために、脳内物質を外部の力(薬物など)でコントロールして、本当に幸せになれるのでしょうか。

感情のコントロールが薬で可能になったことを想像してみましょう。
善悪の判断のつかないリーダー、もしくはカリスマ的存在に関わってしまった場合、何らかの疑問を持って悩んだり、怒ったりする度に薬で気分を変えられてしまったらどうなるのでしょうか。
もしかしたら、人は人をロボットのように操ることが可能になるかもしれません。理不尽な事を要求されても、薬一つで感情をコントロールされてしまったら、思考パターンまで必然的に書き換えられてしまうのではないでしょうか……。そういう事になりますよね。

僕の大好きな言葉で、こういうものがあります。
『心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』

僕のセッションもこの原理原則に基づいて行われています。
それほど影響力の大きな言葉です。この言葉の由来はヒンズー教だとか、出展不明だとかいろいろ言われていて、僕も実際のところはソースが不明なのですが、それにしても心に響き渡るので座右の銘にしています。

さて。『薬が変われば感情や体調(副作用も含めて)が変わる。感情や体調が変われば心が変わる』という文章を、先ほどの僕の座右の銘の冒頭に付け加えてみましょう。

『薬が変われば感情や体調(副作用も含めて)が変わる。
感情や体調が変われば心が変わる。
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』

どうでしょうか? 結論から言えば薬で人生が変わってしまうということですよね。運良くバラ色の人生に変化すればラッキーですが、現実はそんなことはありません。

ここまで恐ろしい事を書いたことには、もちろん理由があります。
「だからこそ、普段から自分の心を見つめて、自分の感情は自分でコントロールできるようにしておこう」(※もちろん、それが出来れば苦労しないよ、という言い分はわかります。そういう方は、信頼できるカウンセラーかセラピストにご相談下さい)

このメッセージを腹の底から大きな声であなたに伝えたい。
僕は、いつも、そんな気持ちです。