季節の変化に気をつけて!~四季を楽しみながら心身ともに元気に暮らす~

季節と体調の変化の関係

心身の不調を訴える人が一気に増える時期ってありますよね。
ハロウィンの少し前あたりから、そんな兆候が身近で多くなった気がしますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。心身の不調の理由は様々ですが、今回は「季節と健康」にフォーカスしてみたいと 思います。

頭が痛い、物悲しくなったりイライラしたりする、身体が重い気がする……。
こういう症状の方、あなたの周りにいませんか? 明らかに風邪(発熱、咳、嘔吐、下痢、関節痛etc……)だったら迷うことなく 受診して下さい。周りの人が、そういう状態でしたら受診を促してあげて下さい。独りで病院に行ける気力や体力が無くて通院困難だった場合は、出来れば受診を勧めるだけではなく、付き添ってあげて下さい。

余談ですが、「病院に行った方が良いですよ!」と安易な助言をする人が結構いますよね。「行ける状態なら、とっくに行っているよ!」と思わず言い返したくなるけど、具合が悪くてそんな気力も無いから余計凹んで具合が悪くなった……という悲しい思いをしたことのある人もいるかもしれません。

多くの人は善意だとは思うのですが、助言したがる傾向があります。しかし、意識して欲しいのは、直ぐに実行可能な状態なのかどうかをきちんと検討してから助言をする、というプロセスを忘れている人が多いようです。これはぜひ、意識して欲しいと思います。
「優しい人のつもりかもしれないけれど、実はありがた迷惑で上から目線の冷たい人……」と思われたら、折角の善意も勿体ないですよね。

話を戻して、ここ最近の具合の悪い人で比較的多かったのが、寒さの影響を受けている人です。衣替えの季節は本当に難しいのですが、着る物をとても迷うのですよね。
「日中は暑いけど、仕事帰りは寒くって……」とか。うっかりしていると、寒さのせいで血行が悪くなり心身が不調になったりします。
「おかしいなぁ。いつもと同じ生活をしているのになんで急に具合が悪くなっちゃうのだろう……」なんて思いがちですが、自分自身はいつもと変わっていなくても、季節は変わっているということ事をしっかり抑えておいた方が良いですよ。特に日本は四季がある珍しい国ですから。

そういえば、現代人は昔の人に比べて季節感が無くなった気がしていたのですが、もしかしたら心身の不調を訴える人が多くなった原因の1つにこれも関係するのかもしれませんね。

度々お話していますが、お散歩などをしていると、植物で季節がだいたいわかりますよね。そういう身近なモノからも、季節が変わる心の準備と物理的準備、対策をしっかりとすると良いですね。秋は空気も乾燥していますし、気温も冬に向けてどんどん寒くなっていきます。日常生活も、冷たい飲み物から温かい飲み物にシフトチェンジするなど、簡単にできる小さなことから変えて行ってみて下さいね。

寒さの影響を受け過ぎると、心がネガティブになってきます。楽しい冬がやって来る前に凹んでいたら、それこそ勿体ないです。身体も心もポカポカを意識することで、心身が不調にならない対策として有効だと思います。

もちろん、食事、睡眠、運動、リラックスなどは大切なのですが、季節を意識することで元気を保つための効果もありますからね。せっかくの四季をより有意義に楽しく快適に暮らすためにも、普段から季節の変化をポジティブに意識して見て下さいね!