TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第5回 PART.2

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。
今回のテーマは「天命」。

「自分にピッタリの職業は? パートナーは?」
「どうしたら“自分の天命”を見つけられるのでしょうか?」
その答えを探し求め、迷子になってしまった方も、誰かに訪ね歩く旅はもう終わりです。
なぜなら、その答えは自分のなかにあるからです!

天は、はるか上空でなく自分のなかにも

この辞書に書かれた内容も、今までの私たちの概念も、運命や宿命は人の力ではどうにもならない、まるで天や神様が決めたことのように思う前提があります。

ところが、さらに深く「人生のしくみ」を探っていき、運命や宿命、そして天命も“生まれる前の自分という意識が選んできているのだ”と分かってくると、まさに“自作自演”の神髄が見えてくるのです。そして誰のせいにもできない“自己責任”が自然に浮かび上がってきます。

「天命」の「天」は上空のはるか上のイメージがありますが、地球が丸いので、よ~く考えてみると、はるか宇宙ということになってしまいます。実はその宇宙は自分の意識の奥深くにもあって、つながっているのです。

自分で感じたい時は、瞑想して意識を深く感じるとそこにも「天」を感じて自然に「天命」「人生の目的」がじわっと感じられるようになります。特に瞑想をしっかりやらなくても、実は毎日、魂から直観の形でメッセージが届いています。直観に従っていれば、自然に自分の書いたシナリオに沿って順調に生きていけるのです。

「使命病」から脱皮して「選ぶ自由」を!

アメリカの精神科医・ワイス博士の著書『前世療法』には、生まれる前に自分の人生のシナリオを書く時、三人のマスター達がアドバイスをしてくれる、という部分があります。
決してマスターたちは、「こうしなさい」とは命令しないのです。
あくまでも自分で選んで、自分で決めるという「選ぶ自由」があるのです! 素敵ですね!
そして、その時、マスターと言う先輩たちがそばにいて、アドバイスをしてくれるのも心強いですね。

東京のクリニック時代に、たくさんの女性が「今回の人生の使命は何でしょう?」とたずねに来ました。きっと守護天使をやっていたために“ちゃんと使命を果たさなくては”という癖が残っているのでしょうね!

そういう方は、優柔不断の傾向もあります。人のために行動するのは得意なのですが、いざ自分のことになると、決められない、選べない「自分のやりたいことをするのは、わがまま」と思ってしまうのです。
あるいは、20世紀までのなごりで、まだ宗教の影響が残っていて、特にキリスト教を長らくやってきた魂の傾向は「使命病」になりやすいかもしれません。

皆さんも、あら自分もそうだわと思われた方、是非“自分がやりたいと思ったことをやっていいのよ!”“誰かに決めてもらうのはもうやめて、自分で人生を決めてみたら? 楽しいから!”と口ずさんでみて下さい。意識が変わり、楽しい気分になってきますよ。

~つづく~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。