TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第5回 PART.1

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「天命」。
「自分にピッタリの職業は? パートナーは?」
「どうしたら“自分の天命”を見つけられるのでしょうか?」
その答えを探し求め、迷子になってしまった方も、誰かに訪ね歩く旅はもう終わりです。
なぜなら、その答えは自分のなかにあるからです!

天命ってなに? 私らしく生きること?

今回のテーマは「天命!」です。以前の「運命」に続いて「天命」?
TRINITYは“人生を考える”哲学が好きかもね。私も大好きです!
じゃあ、“天命”ってな~に?“とういうことで、さっそく辞書をひも解いてみました。

【天命】
①天の命令。天が人間に与えた使命。
②「人事を尽くして――を待つ」人の力で変えることのできない運命。宿命。
③天の定めた寿命。天寿。「――を全うする」「――が尽きる」。
④天の与える罰。天罰。
(出典/小学館「大辞泉」)

とあります。
一番目の「天が人間に与えた使命」という意味がよく使われると思います。例としてあげられている「人事を尽くして天命を待つ」は皆さんもよく耳にするフレーズですよね。これは「目の前のことに集中して一生懸命に生きていると、必ず天は見ていて天が人間に与えた使命が分かる」という意味だと思います。宗教的な意味合いを強く感じます。

二番目の運命の意味は、「人の力では変えることのできない運命」=「宿命」として感じてみると、つらい人生を感じて、やや暗いイメージがしませんか?
一生懸命に頑張っても、報われないような人生を感じます。
そういえば松本清張の『砂の器』のテレビドラマをやっていましたが(当時)、そのテーマも「宿命」でした。ピアノ曲が素晴らしくて、それに合わせた親子の旅姿が涙を誘いました。

三番目の「天の定めた宿命」の意味は「天寿を全うする」のフレーズで、「思い残しなく、大往生!という、明るい、達成感のあるイメージを感じます。

四番目の天罰の意味は、あまり頻繁には使われていないと思います。これも、宗教的な暗いイメージを感じます。

~つづく~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。