「超健康人」になる奥義とは?デトックス医師・堀田忠弘先生インタビューPART.2

腸の健康が、解毒力を左右する
食物繊維をどんどん摂って!

編:同じように“毒”が体内に入っても、弊害が起こる人と起こらない人がいます。その違いは何でしょうか。

堀田先生:
『毒による弊害が起こりにくい人は、普段から添加物の少ない食材をバランスよく摂って、細胞一つ一つが健康な状態にある人です。毒物に対しては、入れない、溜めない、抗酸化が原則です。添加物の少ない食べ物を摂ることは無論ですが、一口30回以上噛むと、唾液の働きによって毒物が中和されます。
身体に入ったものは主に肝臓、腎臓、腸、皮膚によって解毒されますが、その中心は腸です。腸内には善玉菌と呼ばれる各個人固有の乳酸菌がいますので、その乳酸菌を増やすことがとても重要です。
体外から乳酸菌を摂るより、本来持っている乳酸菌をしっかり育てる必要があるのです。善玉菌は野菜の繊維成分を餌として増殖しますし、悪玉菌は、動物性の脂肪を食べて増えます。甘いものはウイルスや細菌、真菌など悪玉菌の仲間を増やすことになりますので控えましょう』

 

食べる時に“ありがとう”と
思って食べると解毒力UP

編:食べ物に多少の有害物質が残っていたとしても、食べる時に罪悪感を持って食べるよりも、「美味しい」「ありがとう」と思って食べることで、肉体への影響は変わりますか?

堀田先生:
『高い波動は低い波動に影響されにくいので、どう思って食べるかという「意識の在り方」も大事です。「ありがとう」という言葉は、最も高い波動の一つ。感謝の念を持ちながら食べることは、毒を和らげたり、中和したりすることにもなるでしょう。
ただ、身体を汚さないためには、添加物などの有害物質が入った食べ物は食べないように心がけることが肝要です。
私たちには命を守るための本能としての直感が備わっています。食べる時に「これは大丈夫かな?」と、自分に問いかけてみましょう。一瞬でも「危険かも!?」と感じたら、食べないで済ませる強い意志と実行力を持つことも、健康を守る上でとても重要です』

編:イライラ、憂鬱、集中力の欠如など、有害物質によってもたらされる心や性格の弊害について、有害物質によって悪影響があったのか、もともとの性格なのか、どのような違いがありますか。

堀田先生:
『もともと繊細な感受性を持っていて敏感に反応する人もいますが、誰でもストレスを抱えるとイライラしますし、有害物質が身体に溜まると体調が悪くなり、憂鬱になったり、集中力が欠けたりします。
肉体は食べたものが直接反映されますから、肉体の体調が悪い時は、先ず食べ物が間違っていなかったかどうか考えてみるいいでしょう。安全で質の良い食材をしっかり摂って、腸内細菌叢が善玉菌優位の環境にあると、自ずと体調は良くなりさらに善玉菌によってハッピーホルモンが増えますので、性格的にも明るくなります』

~了~

<Profile>

堀田忠弘先生
堀田医院院長。医学博士。京都府立医科大学を卒業後、免疫学を研究。西洋医学に代替医療を組み入れた治療を行う。著書に『内科医が書いた「パワーストーン」で健康になる本』『体と心から毒を消す技術』など。解毒のための野菜でできた顆粒を考案。
堀田医院 電話075-645-1730

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