TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第3回(前編)

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。
今回のテーマは「運命」。
人生、すべて思い通りに生きられたら……なんて誰もが思うはず。しかし、実はすべて思い通りだった(!?)のです。人生の主導権は自分の手の内にアリ! 「プラスの思い込み」で夢を実現しましょう!

「運命」のしくみ

~「運命」は自分の想いが創造した物語り。
もちろん、変更もOK!

「運命」と聞くと、皆さんは何を連想しますか?
ベートーベンの交響曲「運命」の有名な出だしのフレーズが聞こえてきます。
ダダダダ~ン!
「これが私の運命だ!」
「運命的出会いをしたい!」
と何気なく私達は、「運命」という言葉を日常生活で結構使っています。
ちょうど私の3冊目の本「人生のしくみ」(徳間書店)ですが、「人生のしくみ」もこの「運命のしくみ」に深いつながりがあって、今回のタイトルを教えてもらった時は、語呂がぴったりあっていて、びっくりしました。

私達は、今まで、その「運命」の意味を「自分ではどうにも変えることができない、すでに決まったもの」と思いこんできましたが、本当はどうも別の「運命の意味」があるようです。
今回は、すぐに皆さんの人生に役立つ情報、「運命のしくみ」について、お話しましょう!

◆◆◆

まずは、まじめに辞書をひも解いてみて……。
三省堂の新辞林には「運命」の意味として二つ出ています。

①超自然的な力に支配されて、人の上に訪れるめぐり合わせ。
例)「これも運命とあきらめる」

②今後の成り行き。
例)「今後の運命やいかに」

これが、普通の世間での解釈ですが。ところが、本当の意味は「生命を選ぶ」と書いてあるように、「自分が生命を選ぶ」という主体性があって、人生の不思議な流れを表しています。超自然的な力に「支配されて」はいなくて、「人生は自分の思いで創造している」にすぎないのです。そして、「自分の思い」がまさに「超自然的な力」を持っているのです!

何年か前にブームになった、インドのサイババという生き方も、しきりに「運命は自分の意思で変えられる! まずそう思うことだ」と言っています。

自著「人生のしくみ」にも書いたように、生まれる前に、私達は人生のシナリオ、プログラムを自分で書いてくるのです。そのプログラムに添って、守護天使の応援のもとに、人生が展開していきます。その流れがまさに「運命」なのです。

私達の表面意識は自分が書いたプログラムをすっかり忘れていますから、つい「どうして自分の人生はこんなにつらいのだろう! 不公平だ!」「こんな運命はもう嫌だ!」と天や神のせいにして文句を言ってしまいます。

ところが、その運命のもとになっている、人生のシナリオを自分がかつて書いていたのなら、これは自己責任、すべて自分に原因があるのです。しかも自分の思いで作り上げるのですから、もちろん変更もOKなのです。

そして、毎日の生活で自分が思っていること、口癖にしていることが、次々と実現していくのです。

~第3回(中編)につづく~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。