TRINITY Vol.48 「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」PART.12 アン・キャラハンさん(1)

9/28日に発売したTRINITY Vol.48「心身クレンズ」にてご紹介した企画、「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」。
意識的に、もしくは無意識的に人のエネルギーを吸い取ると言われているエナジーバンパイア。「あの人と一緒にいるとなんだか疲れる」という場合はもしかしたらエナジーバンパイアからエネルギーを吸い取られているかもしれません。

でも、その場合、「果たして自分には原因がないのだろうか」と考えることも必要です。特集では、タツコ・マーティンさん、宮崎ますみさん、神尾学さん、アン・キャラハン、上原慶子さんから、それぞれのご専門の視点から「エナジーバンパイア」について語ってくださっています。
本誌ではご紹介しきれなかったアドバイスをご紹介します!今回は、アン・キャラハンさんのアドバイスです。

誰もがエナジーバンパイアの可能性を秘めている

――エナジーバンパイアとはどんな人の事だと思いますか?
エナジーバンパイアとは、自分自身のことを、「無力で、自由でなく、愛もない」と信じている人たちの事です。彼らは、パワーと愛を得るために様々な方法で他者からエネルギーを吸い取ります。エナジーバンパイアと話をすると、エネルギーが枯渇したように感じます。もしかしたら、混乱や不安といった感覚を同時に感じるかも知れません。

あなたがこれらの感覚を感じてしまうのは、彼らが言っていることとあなたが真実だと感じていることとの間に、隔たりがあるからです。彼らは、「自分自身を癒そうと一生懸命努力している」、というかも知れませんが、実際には、不健全な状態であることに幸せを感じています。彼らは、他者の同情心をエネルギーの源としているのです。
エナジーバンパイアは、時として、パワーと注目を集める為に仲間割れを起こそうとしたりもします。彼らは、「間違っているのは相手だ、自分は絶対に間違っていない」、という主張に固執しています。彼らにとって、別の角度で物事を見ることなど不可能に近いのです。

エナジーバンパイアは、通常、つらい子供時代を過ごしています。彼らが育った家庭の多くは、EQレベル(心の知能指数)が低く、子どもの感情的ニーズを満たしてくれません。彼らは、愛の欠如、滋養の欠如、受容の欠如、思いやりの欠如といった欠乏感、そして恐れの感情のなかで育てられます。自分自身で自分を満足させる方法を知らないため、空虚感を感じながら成長します。彼らは、自分自身を愛し滋養を与えることを知らないのです。そのため、常に生存のために葛藤し、ついには自己中心的になってしまうのです。

エナジーバンパイアは、愛を求めて、スピリチュアルな人やヒーラーと頻繁に時間を過ごします。一般的に、スピリチュアルな人やヒーラーは人を助けたいと思っているので、バンパイアにエネルギーを提供してしまいます。バンパイアたちは、多くの場合、非常に悲しい過去を持っているので、この過去を利用して、他者から注目、同情、愛を得ようとします。彼らは無力を装い、愛情をこめて果てしなく話を聞いてくれるその救済者にピッタリとくっついていきます。

無力感を癒すため、バンパイアたちは、自らを支配的なポジションに置こうとします。自分は絶対に正しい、と言葉で他者を打ち負かそうとします。そうすることで、他者よりも優れていると実感出来るからです。彼らは、グループのなかにあって不和を生みやすく、グループ全体の利益を考えるよりも自分の正当性を主張するので、グループに不協和を生じさせます。言い争いや分裂を引き起こすことですら、彼らに注目が集まるため、彼らのパワーとなるのです。

ほとんど全ての人間は、エネルギーバンパイアの要素を持っています。しかし常習的バンパイアは、自分自身の物語を手放したがらず、癒しと共に前進することに抵抗します。彼らは自分自身の物語に執着し、誰か異論を唱えるようなことをしたら、その人に罪悪感を抱かせるのです。

~PART.13につづく~

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アン・キャラハンさん
アイルランドの東海岸在住。色々な動物とたくさんの植物に囲まれて住んでいる。ホメオパスである彼女は、Irish School of Homeopathyの校長を経た後、クリニックにて子どもの治療を専門に行うかたわら、長年子ども達を煩わせている事例に関して研究を続けてきた。1998年、その研究と症例や経験をもとに、ニューチルドレン(新しい時代の子供達)の助けとして作られたのがインディゴエッセンス。彼女の夢は、「地球に存在する全ての生き物が幸せで自由に感じる世界」になること。


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https://www.el-aura.com/2013092602/