TRINITY Vol.48 「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」PART.11 宮崎ますみさん

9/28日に発売したTRINITY Vol.48「心身クレンズ」にてご紹介した企画、「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」。
意識的に、もしくは無意識的に人のエネルギーを吸い取ると言われているエナジーバンパイア。「あの人と一緒にいるとなんだか疲れる」という場合はもしかしたらエナジーバンパイアからエネルギーを吸い取られているかもしれません。

でも、その場合、「果たして自分には原因がないのだろうか」と考えることも必要です。特集では、タツコ・マーティンさん、宮崎ますみさん、神尾学さん、アン・キャラハン、上原慶子さんから、それぞれのご専門の視点から「エナジーバンパイア」について語ってくださっています。
本誌ではご紹介しきれなかったアドバイスをご紹介します!今回は、宮崎ますみさんのアドバイスです。

まずは自分自身のことを省みる

――人といると疲れるという原因の一つに、素の自分を出せないから、良い人に思われたいからなど、自分の状態の問題もあると思います。相手がエナジーバンパイアであるということ以前の問題として、自分を見つめる事で解消できる事があれば教えて下さい。

「この人は一緒にいると疲れるからエナジーバンパイアだ」と思わせているのは、実は自分自身の意識かもしれません。誰かのことを判断する前に、まずは自分自身のことを省みませんか。果たしてあなたは、その人の前で本当の自分を出せているのでしょうか。

人間には、愛され、認められたいという欲求が常にあります。だから、それを失うことに対しての恐怖心が強いのです。本当は心がNOと言っているのに嫌われる恐怖心から自分を偽ってしまえばやっぱり疲れてしまう。原因は自分自身にある場合も多いのです。

ヒプノセラピーでは、幼少期の親とのコミュニケーションが最も大事だと言われています。親から無条件に愛されたという記憶はインナーチャイルドにしっかり刻み込まれますが、それがないと大人になってから、社会に対して、自分を偽ってまでも愛されることを求める傾向にあります。これが相手に気を使い、結果的に相手をエナジーバンパイアだと認識してしまうメカニズムです。

過剰に愛されたいという意識が、相手への「依存」につながっているとも言えるかもしれません。この問題を解消するためには、ヒプノセラピーでは「自己認識」と「自己強化」を目的として、心の弱さの根底にどんなことがあったのかを探ります。原因が分かると、自分自身を愛せるようになり、他人と不健全な関係を結ぶ必要がなくなるのです。

まずは、自分は被害者ではないし、相手も加害者ではないという意識を持つことが大切です。もっと高い場所に立って物事を見てみてください。私たちの人生で起こることは、すべて魂が自分に何かを気付かせようとしてくれているドラマのようなもの。あなたにとってのエナジーバンパイアも、もしかしたらあなたの為にドラマを演じてくれているのかも。
「相手にとって自分自身はどんな役柄なんだろう」と考えることも必要です。誰もが、それぞれの立場でそれぞれの学びをしているのです。だから、人生をどんなドラマにしたいかはすべて自分次第なんです。まずは自分を愛すること。それができるようになると、偽りではなく自分の本質でコミュニケーションを取れるようになって、周囲とのコミュニケーションに違和感がなくなって調和が生まれますよ。

~PART.12につづく~

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宮崎ますみさん
1968年 愛知県名古屋市生まれ。1984年クラリオンガールに選ばれ、その後女優として、舞台・映画・TVなど幅広く活躍。1995年結婚を機に渡米。米国では二児の息子を育てながらYOGAに傾倒し自己探求に専念する。瞑想を深めていく中で自己の本質に目覚め、ヒーリングとリーディングを始める。帰国後2005年、乳がんであることを公表。克服後2007年ヒプノセラピーを本格的に学びヒプノセラピストとなる。同年11月厚生労働大臣より「健康大使」 を任命され、乳がん克服後の自身の経験を生かし、講演会活動にも積極的に取り組んでいる。現在はヒプノセラピーのインストラクターとして、ヒプノセラピスト養成にも精力的に取り組んでいる。
■ヒプノウーマンSalon『聖母の祈り』
http://salon.hypnowoman.jp/lecture.php
■日本ヒプノ赤ちゃん協会
http://hypnoakachan.com/


■TRINITY Vol.48の詳細はこちら
https://www.el-aura.com/2013092602/