「塔(THE TOWER)」は「崩壊」ではない!? アニミズム的観点のタロットリーディング~鶴見明世さんタロットスクール第3回(前編)

圧倒的な能力と、尊敬せずにはいられない人間力を備えた本物のヒーラー、鶴見明世さん。IAOH(国際ヒーリング協会)が日本人で唯一認定したヒーラーであり、メンタル・レスキューという新たな概念のセルフヒーリングを提唱しているサイキックシャーマンです。

タロットの一般的な概念を捨てる

1年間に渡って開催している鶴見明世さんのタロットスクール第3回目が、先日10月26日(土)に開催されました。このタロット教室は、1年後にスピリチュアル的成長を目指す本格的な内容。
鶴見さんはサイキックシャーマンの立場から、アニミズムの視点でタロットを独自の解釈でリーディングします。

「リーディングの際に必要なのは、自分自身の意識を一度異界の入り口に置くこと」と鶴見さん。異界とは、私たちが生きる社会を「現世(現世)」と考えた場合、私たち人間が住みつかず、異質な存在の者たちが暮らす場所のこと。古代では、森や山、そして海岸を差す場合が多く、西洋では魔女やメディスンマン・牧師が住む森、東洋では宮司や僧侶が暮らす人里離れた場所を意味します。
タロットは本来、占いではなく【儀式】として行われていました。異界に住む存在たちが自然のエネルギー共鳴し、絶対神と繋がる儀式です。現世と異界の境界に身を置き、中立の視点から、現世と異界を俯瞰しながらリーディングを行うことでどちらの世界とも共鳴し、クライアントの時間をコントロールできるそうです。

ヨーロッパで誕生し発展したタロットカードにはキリスト教の思想が盛り込まれています。タロットを学ぶ多くの人が、ほぼ同じような解釈でカードをリーディングしますが、鶴見さんの解釈は以上のようにアニミズム的解釈を加えます。

例えば、「塔(THE TOWER)」のカード。
雷が落ちて塔が崩壊するこのカードは、一般的には「崩壊」を意味するとされ、このカードが正位地で出た場合、「崩壊」「悲劇」を意味するとされ、非常にネガティブな意味で捉えられます。特にイギリスでは、「それまでどんないいカードが出ていたとしても、このカードが出たらすべて終わり」と解釈するそうです。

しかし、鶴見さんの解釈では、それ以外にある意味が加わります。それは「注意」。雷は、人間の力では非常に抗いがたい強大な力ですが、そのような「どうにもできない出来事が起こるから注意しなさい」という強いメッセージカードだそうです。
何か傲慢な気持ちを抱えていないか、進んでいる方向性に誤りが無いかなど、「方向性の偏りを正すための何らかの外的要因」を意味するそう。
「塔のカードは、強いメッセージカードであって、不吉なカードとしていたずらに恐れることが無いように注意してください。簡単に、‟ダメですね“という読み方をしないようにしてください」(鶴見さん)

東洋人である私たちがリーディングする場合、一枚のカードには陰陽の意味が含まれることを理解し、表面的な意味と裏に内包する意味を深く必要があるのです。新たな視点を取り入れることで、更に深遠な世界観でリーディングが可能になります。「もうタロットの事は十分に知ってる」と仰る方でも、鶴見さんのタロットスクールに参加して頂けたら、きっと目からウロコの経験ができるはずです。
ご興味ある方はまだ間に合います。一緒にタロットリーダーへの道を歩みませんか?

 

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https://www.el-aura.com/2013102208/