TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第1回(前編)

TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第1回(前編)

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。
本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、第1回目連載からTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。
越智先生の珠玉の言葉を読むだけで、なんだか気持ちがスーッと楽になりませんか?

思いこみや枠にとらわれず
自分の「心地良い基準」でいこう 

―先生がクリニックを開こうと思われたのはいつですか?
直接のきっかけは、もう8年前になりますが、95年に阪神の大震災がありましたよね。私にとって、この時がターニングポイントでした。とてもインパクトがありました。あの震災はたくさんの人の意識が変わるきっかけになったはずです。それまで、マイホームを建てようと頑張ってたけれど、それは地震がきたらあっという間に壊れてしまう。でも人とのネットワークのおかげで立ち直ってくるのを見て、一番大切なのはなんだろう?って思い直したのです。
それで、自分たちの価値観には優先順位がありますが、こんな風に地震があれば、いつどうなるかわからない。ということから、いつかやりたいと後回しにしていた夢を、今やらなくてどうするの? 今やらなくてはと思って、以前からの夢だったクリニックを始めました。
こういうことをしたら笑われるか、周りからどう言われるだろうとか……。でも、周りのことは気にせずに、本当にやりたいことをやるって決めました。まさに神の戸が開いた感じです。神戸に起きた事は偶然ではないんですね。

―自分のやりたい事が何なのか、分からない時もありますよね。
それは、自分の本音を長い間隠してると、マヒしてわかりにくくなります。このごろクリニックでの診察は立体マンガのように見えるんですよ(笑)。患者さんが座ると、本音の部分が“ふきだし”になって見えてしまう。例えば、不妊症の悩みで来院したある女性の場合、本人は子供が欲しいと言っているけれど、吹き出しでは『遊びたい、遊びが足りない』って出ていたりします。だから『遊びたいって書いてあるわよ。本当に子どもを生みたいの?』って聞くと『本当はもっと自由に遊びたいです』って本音が出るわけ。本心より周りの意見に合わせてたんですね。

―本音を言って、批判されたら…という不安があるんだと思います。
それは錯覚なんです。
自分の気持ちを伝えたほうが、相手が情報として受け取り、“あーそういう気持ちなのね”と分かって対応しやすくなります。情報提供は個人レベルでも大事です。隠すからややこしくなって、コミュニケ―ション不足になるんです。
あるお母さんが、自分の子供がテンカンで、それを恥ずかしいと思ってみんなに隠して、学校の先生にも言えなかった。とても辛いようなので、思い切ってみんなにオープンに話すことをすすめたんです。それで言ってみたら、ラクチン、ラクチン。みんなが理解して、それ相応に協力体制をとってくれて、今まで背負っていた重いものが一気に亡くなったらしいの。『バカみたい。なんで今まで言わなかったんだろう』って。
そんなもんなんですよ。別にテンカンが治ったわけではないけれど、話してしまえば、もう悩みではなくなるんです。

―すべて思い込みなんですね。
そうですね。あるリウマチの女性の方も、両親が亡くなってから弟と2人、親戚中をタライ回し。まるで“おしん”のような境遇なんです。彼女はガマンガマンの毎日で身体はカチカチになってしまいました。ところがね、同じ条件下で弟さんは、ケローンとしてるのね。ガマンしないでちゃっかり奨学金をもらって大学に行ったり、好きなことを楽しんでいるの。ということは、人や周囲の環境が原因ではないんです。条件、環境が原因ではないんです。条件、環境が全く同じでも弟さんのように自由で楽しい人生になれる。
だから、“こういう環境だから大変なんだ”って言えないですよね。それは弟さんがいたことでわかるのね。

―では、もともとこういう性格だからというのは?
それも自分の思い込みです。性格も自分の思いで変わります。悪いレッテルを貼られて、それを信じたらそのようになります。確かに人に言われたかもしれないけど、それを鵜呑みにするのを決めたのは自分だから。性格は本人が変えようと思ったらすぐに変わります。私は短気と思う人は、私はノンキって思えばいいんです。

~つづく~

 

越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。