~病気はギフト~矢崎智子の幸せになる直観医療PART.3

皆さま、こんにちは。アタナハクリニック院長の矢崎智子です。
私は、自然医療と直観医療を融合した、少し(だいぶ?)変わった治療を行っています。今回は、直観医療的な観点から見た病気について、書いてみたいと思います。

「病気=悪」ではない

医療従事者を含め、世間一般に、病気に対してはネガティブな思い込みを持っている人が多いと思います。たとえば、病気=悪いもの、忌むべきもの、排除すべきもの、死=終わり、敗北、など……。私も、そう思っていました。でも、はたして病気はほんとうに悪いものなのでしょうか?
結論から言うと、悪いものではありません。じゃあ病気ってなんなの?というと、実は病気は「手段」なのです。これを説明するためには、そもそも私たちは何者なのか?ということから始めなければなりません。

魂は「体験」をするために肉体をまとっている

私たちは本来、今の自分に限局されていない、もっと大きな存在です。魂としての私たちは、肉体を持たず、時間や空間などの制限もなく、自由です。その私たちが、地球で一つの生命として生まれてきて、いまここに存在しているのは、地球でしかできない特別な体験をしたいからなのです。
本当は制限がなくて自由なのに、成長や学び、または楽しみのために、あえて肉体をまとって、わざわざ制限をつけて生まれてくるのです。そして本来の自分の姿を忘れ、今生の自分を本当の自分だと思いこみ、その体験に没頭しているわけです。いわば地球は体験型のレジャーランドみたいなものなのです(このあたりのことはいろんな本に書いてありますが、とてもわかりやすいのが雲黒斎さんの著書「あの世に聞いた、この世の仕組み」です)。

病気とは「体を張った体験」

私たちは肉体を通して、様々な体験をします。 まず肉体を持つことで、時間や空間など物理的な制限を受けます(幻想ですが)。肉体を持つことで、「自分」対「他」という分離が生まれます。そして、時間という幻想を通して「思考」というもの(エゴともいう)が形成されていきます。
肉体はアイデンティティも形成しています。もしその肉体が気に入るものでなかったとしたら、そこでコンプレックスが生まれますよね。そしてその人の人生に影響していきます。肉体=人格ではないにしろ、肉体はその人を表しています。つまり、魂のうつわとしても、その人生の舞台背景(?)としても、肉体はなくてはならないものであり、肉体があるからこそ、様々な体験が可能なのです。
そしてそこで起きる「病気」という体験。これはさらにスペシャルな体験です。まさに、肉体をもっていなければ、絶対にできない体験。まさに、「体を張った」体験なわけです。

体を張って、学ぶこと。いろいろありますね。愛、自尊心、思いやり、希望、信頼、などなど……。ありとあらゆることを、病気を通して学ぶことができます。病気は、地球での体験のための格好の手段なのです。難病の方のヒーリングをさせていただくようになり、こういったことがとてもよくわかるようになりました。

病気の治癒はゴールではない

患者さまはもちろん、病気が治ることを目指していらっしゃいます(私もです)。ですが実は、病気の治癒は、ゴール「ではない」のです。病気という体験を通して何かを学んでいる、その「何か」の方が、魂にとっては大切なのです。
魂が求めているのは、「結果」(病気が治ること)ではなくて、「体験」(それによる学び)なのです。(*もちろん、あまりそのような魂レベルでの目的や理由がなく、単に物理的な原因で病気になっている場合もあります)だから治療が不要とか、治らなくてもいいとかいう意味ではありません。それらも全部含めての体験ですから。ということを考えると、病気に対してただ薬を処方すればいいとか、手術すればそれで済むとか、そういう問題ではない、というのは明白です。

病気を通して私たちが学ぶもの

逆に、まだ十分体験しきれていないのに薬で治してしまったりすると、今度は別の病気を作ったりすることになってしまいます。何が最高最善の対応なのかは、その時その時で判断していく必要がありますが、私が行っている直観医療では、その方が病気を通して何を学んでいるのか?ということをアプローチしていきます。その学びを完了させることが、病気を卒業することにつながるのです。
そしてその時にとても役に立つのが、ヒーリングです。なぜならヒーリングとは(受ける側にとって)「愛を受け取る」という行為に他ならないからです。病気を通して学ぶ重要なものの一つに、「愛」があります。ヒーリングは、ヒーラーを通して、大いなる何かからの愛を他者に与える行為、と言えます。愛を受け取ることを許す時、人は病気から癒えるのだと思います。肉体的な様々な治療法と組み合わせてヒーリングを行っていくことで、より癒える力が発揮されていくでしょう。

アタナハクリニック
http://atanaha-clinic.jp/