シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.38~「カロリー制限することで働く長寿遺伝子」

シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.38~「カロリー制限することで働く長寿遺伝子」

アンチエイジングと食事

ここ数年、アンチエイジングという言葉が流行しているようですが、「Sir2(サーツー)遺伝子」を聞いたことはありませんか?

老化を遅らせたり、寿命を長くしたり、病気にならないような働きをする長寿遺伝子のことです。老化メカニズムの第一人者、マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ教授が、酵母菌を遺伝子学に応用することで8年の研究によって発見しました。

ガレンテ教授は、細胞内にあるエネルギー産出酵素反応の補酵素NADが長寿遺伝子をオンにする働きを持つことと、長寿遺伝子が老化の進行を制御するということも発見しています。この遺伝子は、現代の欧米型中心の食生活では眠ったままの状態ですが、カロリー制限することで活動します。マウスの実験によると、カロリー制限しながら栄養を充分に補ったマウスとカロリー制限せずに食事を与えたマウスとでは老化の進行が著しく違い、カロリー制限したマウスは毛並みの艶がよく、皺も少なく、通常よりかなり長く生きたとの結果が出ています。

このことから、老化の原因の多くは生活習慣や環境によるもので、これらが長寿遺伝子と深い関わりがあると私は考えます。この長寿遺伝子は、脳や臓器の他、身体全体に存在します。ただし、体脂肪が高い人やメタボリック症候群の人の身体はNADがうまく働かず、長寿遺伝子をスイッチオンできないので、心臓病や脳卒中、糖尿病になる確率が高くなります。
カロリー制限するということは、食べることを制限するのではなく、カロリー・たんぱく質・脂質・糖分の量を減らしつつも、ミネラルやビタミン、食物繊維を豊富に摂るようにすることで長寿遺伝子が働きます。長寿遺伝子を常にオンの状態にし、病気をせずに若々しく生きるには、私がすすめる玄米菜食を実践していくことが近道だと思います。

【海藻こんにゃく】


アンチエイジングやカロリー制限に有効な食材といえば、こんにゃくです。こんにゃく芋は、寒冷地では凍りやすいので育ちにくいのですが、現在はこんにゃくの精粉が手軽に入るようになりました。
今回は、こんにゃくの精粉を使った海藻こんにゃくのレシピを紹介します。海藻の他、唐辛子やゴマを入れても美味しくできます。(化学的な調味料や食品添加物が入ると酸性に偏ってしまい、こんにゃくが固まらなくなることがあるので注意してください。)

ふのりこんにゃくのレシピ http://ameblo.jp/szato/entry-11599587209.html