地球にも自分にも優しいナチュラルお掃除アイテムPART.1「重曹」

エコなライフスタイルをお送りの方なら、お部屋のお掃除にも環境に優しかったり、自分にも刺激の少ないナチュラルな掃除用品を使われたりしていますよね。取り扱いに神経を使う劇薬チックなものより、気分も楽ですし、何より気軽に使えるのがうれしいところ。市販のいわゆる塩素や界面活性剤がたくさん入ったものは、トイレにお風呂にキッチンにと用途が分けられていたりして、気持ちもお部屋もキレイに身軽にするためのお掃除なのに、掃除用品で棚がパンパンでは元も子もなし。いくつかのアイテムを上手に使い回せば、部屋中のお掃除をカバーしてくれるナチュラル洗剤をご紹介していきたいと思います。

ナチュラルエコ掃除の代表アイテムは重曹!

今では100円ショップでも気軽に手に入れられるようになった重曹。キッチンのシンク下にちゃんと常備していますよ、という人も多いのではないでしょうか。重曹は正式な名前を「炭酸水素ナトリウム」と言い、英語はで「ベーキングソーダ」と呼ばれます。重曹なミネラルの一種で、消化を助ける働きがあることから胃腸薬にも用いられてきました(薬として服用するものは、重曹ではなく「炭酸水素ナトリウム」として売られています)。

エコ志向が強まる中で、この重曹をお掃除に取り入れる人が増えてきました。天然成分なので人に優しいのはもちろん、もともと自然の天然成分からできているので環境汚染にもつながりません。一本あれば、さまざまな用途に使えますよ。

重曹の活用方法


★消臭剤として

キッチンやトイレ、シューズボックスなどいろいろな生活臭がありますが、重曹は汚れや臭いを吸着してくれるので消臭剤としても活躍してくれます。保存容器に重曹を入れてフタを開けたまま冷蔵庫の中や、クローゼットなどに入れておくと簡単な消臭剤の出来上がり。また、なかなか洗濯できないけれど臭いや汚れの気になるカーペットや毛布などに重曹を振り掛けてできれば半日くらいおいてから掃除機で吸い取ると、重曹が臭いや汚れを吸着してサッパリします。

★汚れを落とす研磨作用
重曹はキッチンで使うという人が多いかもしれません。こびりついた油汚れや茶渋のついたカップなども重曹で磨くとキレイになります。それは、重曹にある研磨作用のおかげ。しかし、たわし等でゴシゴシこするよりもずっと穏やかなので、漆器やアルミなど繊細な素材以外は、傷がつくこともありません。また、油汚れも中和してくれるので、「これにスポンジ使ったら、すぐダメになるかも…」というような油汚れはまず重曹を振り掛けてしばらくおいておいた後に、手を使って大まかな汚れを拭い取ればそれだけでかなりスッキリします。排水口や三角コーナーのヌメリ取りにもおすすめです。

ガスコンロの油汚れも重曹を使えばスッキリ

そのほか、重曹のシュワシュワと発砲する作用を活かすと、手の届きにくい排水口の奥などもキレイになります。湿気に弱いので消臭剤として使用する場合を除いては密閉容器で保存しましょう。予め重曹を溶かした水をスプレー容器などに入れて重曹水を常備しておくと、シンクなどが汚れた時にさっと拭き取れるので便利です。また重曹水を作る際に、たとえば殺菌や防虫作用のあるユーカリやラベンダーなどの精油をプラスすると、香りもよくなって殺菌作用もプラスされ一石二鳥です。