神様ごっこ~「我関せずで理想郷は存在しない」~

有限の時間の中で何を考えて生きるか

世の中はあなたを含め、ステキな人が数え切れないほどいます。一方で「ちょっとどうなの?」と思えるような人たちがいるのも事実です。たとえば、ここでこの手の話題に触れて良いのか少々悩みましたが原発問題。日本人の多くが反原発を訴えています。もちろん経済活動がどうとか、電力の供給源の有無がどうとかありますが、1つ言える事は危険なものである事に変わりは無いと言うことだけはわかっています。

にもかかわらず、海外に原発を売ろうとしている人とかいますよね。少なくとも危険である事がわかっていて、自国の原発さえ反対している人が少なくないのに海外に売って良いのかどうか。ものすごく疑問に感じないでしょうか。

さて。僕は政治の話をしたいのではないので本題に入ります。僕たちは有限の時間軸を生きています。だから、あれこれ収集つかない程、多くのモノにフォーカスしては生きてはいけません。ただ、それでも自分が生きている世界をより良くする意識は持っていた方が良いと言う話をします。自分が生活していて癒されて充実して、そして周囲の人たちも幸せで次世代にもよりよい環境を遺せるような。そういう世界観を常に頭の片隅に意識して置いた方が良いです。

宗教の話とかそういうことではないです。僕たちは案外忘れてしまっていることが多いのです。「良い世界ってどんな世界だろう?」って。とても大切なことなのに。別に難しい話ではなく至って単純な話です。「自分が住んでいたい世界はどんな世界だろう?」って。ただそれだけです。そこで、僕は『神様ごっこ』をお勧めします。

神様ごっこのルール

名前はヘンテコですが、おもしろいですよ。ルールは簡単。神様は自分。ナントカ教とかではなくて、とにかく自分が1番偉いと思って下さい。そして目指すゴールは理想郷を作ること。スケールが大きすぎるとややこしくなりますので、とりあえず地球だけで良しとしましょう。

ここからがちょっとだけ難しいのですが、あなたは確かに神様だったハズなのですが、間違って人間として生まれ変わってしまいました。でも、神様としての理想郷をつくる仕事は健在です。人間の力しか持っていませんが、目的遂行のためになんとかしなければなりません。

…というゲームです。
ただのイメージ遊びですが、実際にやってみるとなかなかやり甲斐がありますよ。「会社行きたくない!」とかそういうレベルから「国境を越えた交流はどうしたら良いか?」とか個人レベルから世界レベルまでやることはたくさんありますからね。何故僕が、このゲームを進めるかと言うと、自分の人生観のイメージを持っていないと人生の軸がぶれてしまうからです。

正直言えば、冒頭の原発問題だって本当は何が正しいのかなんて僕にはわかりません。小さな事を言えば、学校や会社に行きたくないと思う事が本当に悪いことなのかどうかもわかりません。「幸せになりたい!」というのは簡単ですが、その「幸せ」が具体的に何なのか。個人的な生活レベルまで落とし込んで考える必要があるのです。そして、個人だけでなく、家族や友人、地域、国、最終的には世界、と視野をどんどん広げて行って欲しいと思っています。

人生のレールは誰かが敷いてくれるものではありません。
だから、我関せずでは幸せには近づけないのです。誰かが出した指示に従っているだけで幸せなら、世の中既に天国です。でも現実は違いますよね。

「なんだか世の中、物騒だなぁ。変な人ばっかりだなぁ」とため息をつきたくなる事もたくさんあると思います。ただ、折角の人生をそれだけで終わらせてしまうのは勿体ないので、どうせなら未来永劫続くような理想郷を真剣に考えて、道端に落ちているゴミを拾ってゴミ箱に捨てるとか、お年寄りに電車の席を譲るとか、本当に小さなレベルからはじめてみて下さい。どんどんレベルアップして来ると、今まで見えなかった希望の光がどんどん見えるようになって来ると思いますよ。