ゴールの見えない全力疾走の果てに~「燃え尽き症候群」~

ゴールの見えない全力疾走の果てに~「燃え尽き症候群」~

燃え尽き症候群

萌え尽き……。『燃え尽き症候群』と打とうとしたら、微妙に違うニュアンスの文字が出て来てしまいました。暑すぎて僕の頭がおかしくなってしまったのかもしれません。
 
細かい事はさておき、イメージ的には『うつ病』に似ていると思って構わないと思います。どっちがマシとかそういう問題でも無く、『燃え尽きて』、無気力になってしまったかどうかくらいに思っていて良いと思います。大切なのは病名ではありません。精神医学会は、なんでもかんでも病名をつけて治療(特に投薬)したがる傾向があるので、名前に振り回されないでください。参考までに、『うつ病』との違いは、攻撃的になったり、敵意をむき出しにしたりするところだと言われています。
 
では、何故『燃え尽き症候群』という言葉を僕が使ったかと言うと、普段から『燃え尽きない』生き方をして欲しいからです。『燃え尽き症候群』は、一般的に、大きな何かを成し遂げた時に起こりやすいと言われています。但し、この「大きな何か」は個人差があるので注意しておいて下さい。必ずしも心が弱いからというわけではありません。まず、この段階で勘違いして自己嫌悪に陥ることには注意が必要です。
 
その「大きな何か」ですが、必ずしも達成して燃え尽きたとは限りません。元々は、一生懸命、使命感を持って(?)いて、頑張って、頑張って、とにかく頑張り続けたけれど、いつまで経っても結果が出ない、認めて貰えない、出世しない、給料が上がらない、等の負のルーティンワークに捕らわれてしまって、先が見えなくなり燃え尽きてしまう人を指していました。たとえるなら一日中テトリスを続けて、ゲームオーバーになる度に怒鳴りつけられると言ったような感じでしょうか。はじめのうちは、楽しいかもしれませんが、タスクやノルマがエンドレスだと、やっぱり人間には寿命もありますし、体力や気力だって摩耗して来ます。ましてや僕たちはロボットではないので、朽ち果てるまで自分を消費し続けていたら精神も正常ではいられなくて当然です。
 

モチベーションもエンドレスには続かない

ビジネスマンの間で「モチベーション」という言葉が流行っています。しかし、どんなに強引にモチベーションをあげようとしても、エンドレスはキツイのです。マンネリしなければ人間はクリエイティブな生き物だから大丈夫と、次から次へと新しいタスクを与えたところで、先が見えなければ、やっぱり精神は参ってしまうのです。
 
「限られた時間でも疲れを癒し、美味しいものを食べ、リラックスして」と言う上司ももしかしたらいるかもしれませんが、その限られた時間を本当に有効に心身の回復につなげる様にアプローチをしなければ、「嗚呼。休日だけど、よく仕事の電話がかかって来るんだよな。どうせ、今日もそうやって無駄な仕事がやってくるんだ…」なんて状態を放置したら、本末転倒なのです。早急に、そのスタイルの改善を緊急会議でもして改善すべきです。
 
仕事に限ったことではありませんが、『燃え尽き症候群』にならないためには、メリハリが必要です。気力体力を維持する時間と空間を必ず準備しておくことをお勧めします。志を高く持つ事は大切ですが、燃え尽きたら目標達成に至る事はありません。そして、目標達成しても燃え尽きないためには、次の楽しい何かを常にいくつか頭の中に準備しておきましょう。
 
もし、『燃え尽き』の原因が自分以外のところにあるのなら、然るべき機関に相談に行って下さい。